叢書・歴史学研究
近世伊勢湾海運史の研究 〈オンデマンド版〉

昭和56年度住田海事奨励賞受賞
A5判 / 456ページ / 並製 / 定価:8,500円 + 税 
ISBN978-4-588-92069-1 C3321 [2013年04月 刊行]

内容紹介

伊勢湾・三河湾海運の実態を、廻船業の経営、浦廻船と商品流通、河川水運、沿海農村の変容、海難及び海上犯罪等の問題から追求。

著訳者プロフィール

村瀬 正章(ムラセ マサユキ)

1915年長野県に生まれる。1935年台北一師卒業。名古屋大学文学部研究生修業。刈谷市教育委員会(文化財担当)。愛知教育大学講師。主な編著書『臥雲辰致』(吉川弘文館)、『写真集 明治大正昭和 碧南』(国書刊行会)。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

はしがき

序論
一 研究の目的
二 古代の伊勢湾
三 中世における商業の発達と伊勢湾の海運
四 近世における領国経済と諸国海運

第一章 伊勢湾沿岸における廻船業の発展
第一節 知多の廻船と沿岸交通
第二節 尾張藩における船庄屋の特権とその任務
第三節 三河における諸港と浦廻船

第二章 廻船業の経営
第一節 近世三河の廻船業
第二節 幕末期の尾張海運
第三節 幕末期勢州白子における廻船業
第四節 廻船仲間の特権をめぐる争い

第三章 浦廻船と商品の流通
第一節 三河国糟谷縫右衛門の商品販売
第二節 尾三における江戸積酒造の展開と廻船輸送
第三節 幕末期尾州半田村における一問屋商人の商品販売
第四節 矢作川・豊川の水運

第四章 浦廻船と沿海農村の展開
第一節 近世棚尾村の構造と廻船のうごき
第二節 一新田村の展開と廻船
第三節 前浜新田の小作争議
第四節 北大浜村と北棚尾村の分村問題
第五節 幕末・明治期における大浜村の変容

第五章 海難と海上犯罪
第一節 明治十年住吉丸衝突破船溺死人および償金請求事件をめぐって
第二節 志州安乗浦偽難船事件

第六章 造船

第七章 尾三における海運業の近代化
第一節 幕末・明治初年における尾三各藩船舶の近代化
第二節 明治政府の海運近代化政策の推進
第三節 明治前期における尾三在来の海運業
第四節 海運近代化の努力

結語

索引