ウィトゲンシュタイン読本 〈新装版〉

A5判 / 406ページ / 並製 / 定価:3,500円 + 税 
ISBN978-4-588-12131-9 C1010 [2011年05月 刊行]

内容紹介

最新の研究動向を紹介しつつその哲学をより広い文脈の中に位置づけ、未知なる思想家の全体像に迫る。フォン・ライトによる論文「ウィトゲンシュタインの遺稿」を付す。

著訳者プロフィール

飯田 隆(イイダ タカシ)

日本大学教授

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 まえがき

I 新しいウィトゲンシュタイン像を求めて

遺稿研究の現状
最近の伝記的研究
ウィトゲンシュタインと世紀末ウィーン
ウィトゲンシュタインと現代日本の哲学

II ウィトゲンシュタイン解釈の現状

 1 『論理哲学論考』
『論考』はいまどう読まれるべきか
『原論考』三・二〇二
『論理哲学論考』とフレーゲ
 2 中期のウィトゲンシュタイン
『論考』はなぜ批判されねばならなかったのか
ある論争のかたち──黒田─滝浦論争によせて
数学と数学ならざるもの、あるいは数学の内と外
 3 後期のウィトゲンシュタイン
ウィトゲンシュタインの始め方──『哲学探究』の冒頭をどう読むか
デカルト批判・私的言語の議論
『数学の基礎』第三版について
最晩年の思索
 4 断絶と連続
独我論の問題
「文法」の概念

III ウィトゲンシュタインの遺産

「考える」ということ
言語ゲームと体系的意味論
規則の認識論──クリプキ以降のウィトゲンシュタイン解釈
規則にしたがう
ウィトゲンシュタインと構成主義数学──πの無限小数展開をめぐって
ウィトゲンシュタインの「美学」

IV 付録

ウィトゲンシュタインの遺稿
遺稿の出版状況について(訳者追補)

 ウィトゲンシュタイン略年譜
 人名索引
 事項索引
 出典索引

執筆者一覧(目次順)

飯田  隆(イイダ タカシ)  日本大学教授。

奥  雅博(オク マサヒロ)  元大阪大学名誉教授。2006年1月死去。

佐藤 徹郎(サトウ テツロウ)  新潟大学名誉教授。

水上 藤悦(ミズカミ トウエツ)  千葉大学教授。

野家 啓一(ノエ ケイイチ)   東北大学教授。

石黒 ひで(イシグロ ヒデ)  ロンドン大学名誉教授。

土屋  俊(ツチヤ シュン)  大学評価・学位授与機構教授。

武笠 行雄(ムカサ ユキオ)  電気通信大学教授。

松本 洋之(マツモト ヒロユキ)  東北学院大学准教授。

柴田 正良(シバタ マサヨシ)  金沢大学教授。

戸田山和久(トダヤマ カズヒサ)  名古屋大学教授。

関口 浩喜(セキグチ ヒロキ)  福岡大学教授。

伊藤 邦武(イトウ クニタケ)  京都大学教授。

藤田 晋吾(フジタ シンゴ)  筑波大学名誉教授。

菅  豊彦(カン トヨヒコ)  九州大学名誉教授。

永井  均(ナガイ ヒトシ)  日本大学教授。

守屋 唱進(モリヤ ショウシン)  茨城大学教授。

野矢 茂樹(ノヤ シゲキ)  東京大学教授。

山田 友幸(ヤマダ トモユキ)  北海道大学教授。

松阪 陽一(マツサカ ヨウイチ)  首都大学東京准教授。

生源寺知二(ショウゲンジ トモジ) ロードアイランド・カレッジ教授。

斎藤 浩文(サイトウ ヒロフミ)  滋賀大学准教授。

増成 隆士 (ナリマス タカシ)  筑波大学名誉教授。