ものと人間の文化史 169
織物

第7回日本生活文化史学会 学会賞
四六判 / 346ページ / 上製 / 定価:3,200円 + 税 
ISBN978-4-588-21691-6 C0320 [2014年12月 刊行]

内容紹介

織物は1万年以上前に発明された人類初の機械を用いた製品であった。機織り技術とともに衣文化はどのように変遷したのか、織機の創意・工夫の歴史をたどり直す。古代の幻の織物をはじめ、古墳時代の縞織物、沖縄の花織、大和機など、日本と東南アジアやインド、ペルシア等との交流や伝播が古くから見られることを豊富な図版を示しながら解き明かす。

著訳者プロフィール

植村 和代(ウエムラ カズヨ)

1944年、兵庫県生まれ。大阪女子大学学芸学部国文学科卒業。帝塚山短期大学教授を経て、帝塚山大学現代生活学部教授。日本織物文化研究会会長。
主な論文:「大和の傾斜高機について」「錘下げ竪機による織物」「腰機による織物」「花織の源流」「倭文の再現研究」「大和機と厩機──江戸時代 西と東の織機」「カンボジア(クメール)の織物文化」など。また、織物作品の制作を行っている。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

第一章 人間特有の織物文化
一 人間と衣文化
二 編みと組み──織物はその簡易形
三 組みから織りヘ
四 機械文明の曙

第二章 古代の織物と織機
一 古代の織物
二 地機と錘機──西アジア
三 腰機──東アジア

第三章 幻の織物 倭文(しつ)
一 縄文の布
二 弥生時代の絹織物
三 古墳時代初期の縞織物
四 倭文と卑弥呼の「班布」

第四章 花織の源流
 一 沖縄の花織
 二 花織の技法
 三 タイ族、ラオ族の紋織
 四 ラオ族から沖縄へ

第五章 大和機の系譜
 一 近世上方の平織物
 二 大和機の特性
 三 傾斜織機の系譜

第六章 近世日本の織機
 一 『機織彙編』の織機
 二 ペルシアの織機と大和機
 三 カンボジアの織機と絹機

書評掲載

「信濃毎日新聞」(2015年7月5日付)に紹介されました。

「週刊読書人」(2015年7月24日号、2015年上半期の収穫から/岩本真一氏・評)に紹介されました。

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