学生と企業のマッチング
データに基づく探索

梅崎 修:編著, 田澤 実:編著, 佐藤 一磨:編著
A5判 / 264ページ / 並製 / 定価:3,200円 + 税 
ISBN978-4-588-68609-2 C1037 [2019年05月 刊行]

内容紹介

労働市場や就活スケジュールが変転し、働き方や将来ビジョンも不透明化し続けたこの10年を扱う総合的実証研究。学生の地域移動や女性のキャリア展望、インターンシップなど個別のテーマの分析とともに、大学入学から就職活動をへて離職・転職にいたる学生側の意識の変化や、企業側の採用行動などをアンケートをもとに検証し、就活市場の実態を明らかにする。『大学生の内定獲得』の姉妹編。

著訳者プロフィール

梅崎 修(ウメザキ オサム)

大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(経済学)。主な業績:『大学生の内定獲得─就活支援・家族・きょうだい・地元をめぐって』(共編著、法政大学出版局、2019年)、『大学生の学びとキャリア─入学前から卒業後までの継続調査の分析』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『教育効果の実証─キャリア形成における有効性』(共編著、日本評論社、2013年)。

田澤 実(タザワ ミノル)

中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。法政大学キャリアデザイン学部准教授。博士(心理学)。主な業績:『大学生の内定獲得─就活支援・家族・きょうだい・地元をめぐって』(共編著、法政大学出版局、2019年)、『大学生の学びとキャリア─入学前から卒業後までの継続調査の分析』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『詳解 大学生のキャリアガイダンス論─キャリア心理学に基づく理論と実践』(共著、金子書房、2012年)。

佐藤 一磨(サトウ カズマ)

慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。拓殖大学政経学部准教授。
主な業績:“Does marriage improve subjective health in Japan?” Japanese Economic Review, forthcoming. “The Effects of Incidence of Care Needs in Households on Employment, Subjective Health, and Life Satisfaction among Middle–aged Family Members,” Scottish Journal of Political Economy, 25, pp. 1–28, 2015.(共著)

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

序章 学生と企業の双方から「学校から企業への移行」を捉える
 1 はじめに
 2 本書の構成
 3 学生支援・企業実践への示唆
 4 本書を読み進める中での注意

第1章 進学と就職に伴う地域移動
 1 問題の所在
 2 官庁統計による実態把握
 3 先行研究の紹介と本章の視点
 4 データ
 5 分析結果
 6 結論

第2章 意見の主張と感情コントロールが大学適応に与える影響
 1 問題の所在
 2 方法
 3 分析結果
 4 考察

第3章 学生のキャリア志向は親から影響を受けるのか?
 1 問題の所在
 2 キャリア・オリエンテーションの規定要因研究の必要性
 3 大学生のキャリア・オリエンテーションと他者としての親
 4 親の就業形態による違い
 5 方法
 6 分析結果
 7 考察

第4章 結婚しても働き続けたい女子学生は内定しやすいのか?
 1 問題の所在
 2 データ・分析手法
 3 分析結果
 4 結論

第5章 就職活動解禁時期の変更は学生の就職活動を変えたのか?
 1 問題の所在
 2 先行研究
 3 データ
 4 分析仮説・分析手法
 5 分析結果
 6 結論

第6章 インターンシップ体験は内定獲得をもたらすのか?
 1 問題の所在
 2 分析枠組み
 3 データ・分析手法
 4 分析結果
 5 結論

第7章 就活生から見た大学内支援者
 1 問題の所在
 2 方法
 3 分析結果
 4 考察

第8章 早期離職者はどこに転職したのか?
 1 問題の所在
 2 先行研究
 3 データ・分析手法
 4 分析結果
 5 分析の整理と拡張
 6 結論

第9章 企業は学生にどのような能力を求めているのか?
 1 問題の所在
 2 なぜ能力要請が変化したのか
 3 先行研究
 4 集計による特徴把握
 5 データと分析手法
 6 分析結果
 7 結論

第10章 アンケートは学生の就職活動を把握しているのか?
 1 問題の所在
 2 入学から卒業までの流れとサンプル・バイアス
 3 データの説明
 4 分析結果
 5 結論

あとがき
初出一覧
索引

■編著者
梅崎 修(ウメザキ オサム) 【担当:第3章を除く全章】
大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(経済学)。主な業績:『大学生の内定獲得─就活支援・家族・きょうだい・地元をめぐって』(共編著、法政大学出版局、2019年)、『大学生の学びとキャリア─入学前から卒業後までの継続調査の分析』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『教育効果の実証─キャリア形成における有効性』(共編著、日本評論社、2013年)。

田澤 実(タザワ ミノル) 【第1章、第7章〜第10章】
中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。法政大学キャリアデザイン学部准教授。博士(心理学)。主な業績:『大学生の内定獲得─就活支援・家族・きょうだい・地元をめぐって』(共編著、法政大学出版局、2019年)、『大学生の学びとキャリア─入学前から卒業後までの継続調査の分析』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『詳解 大学生のキャリアガイダンス論─キャリア心理学に基づく理論と実践』(共著、金子書房、2012年)。

佐藤一磨(サトウ カズマ) 【第4章〜第9章】
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。拓殖大学政経学部准教授。
主な業績:“Does marriage improve subjective health in Japan?” Japanese Economic Review, forthcoming. “The Effects of Incidence of Care Needs in Households on Employment, Subjective Health, and Life Satisfaction among Middle–aged Family Members,” Scottish Journal of Political Economy, 25, pp. 1–28, 2015.(共著)

■著 者
唐澤克樹(カラサワ カツキ) 【第1章】
法政大学大学院政策科学研究科博士後期課程単位取得退学。倉敷市立短期大学助教。主な業績:「岡山県の産業変遷と倉敷市の成り立ち」「倉敷市における産業の変化と地域社会」、法政大学大原社会問題研究所/相田利雄編『サステイナブルな地域と経済の構想』(担当:第1、 2章)、2016年。

中川知宏(ナカガワ トモヒロ) 【第2章】
東北大学大学院文学研究科後期博士課程修了。近畿大学総合社会学部准教授。主な業績:「非行集団と暴力犯罪」、大渕憲一監修『紛争・暴力・公正の心理学』(担当:分担執筆、範囲:21章)北大路書房、2016年。

林洋一郎(ハヤシ ヨウイチロウ) 【第2章】
東北大学大学院文学研究科後期博士課程修了。慶應義塾大学大学院経営管理研究科准教授。主な業績:Self–Esteem and Justice Orientation as Moderators for the Effects of Individual–Targeted and Group–Targeted Justice. with Sekiguchi, T., Applied Psychology, 63, 238–266, 2014.

坂爪洋美(サカヅメ ヒロミ) 【第3章】
慶應義塾大学に大学院経営管理研究科博士後期課程修了。博士(経営学)。法政大学キャリアデザイン学部教授。主な業績:坂爪洋美「部下の性別による管理職行動の違いと働き方にかかわる人材マネジメントの影響」『一橋ビジネスレビュー』2018SUM、56–74、2018年。

上西充子(ウエニシ ミツコ) 【第4章】
東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。法政大学キャリアデザイン学部教授。主な業績:『就職活動から一人前の組織人まで─初期キャリアの事例研究』(編著、同友館)、2010年。

中野貴之(ナカノ タカユキ) 【第4章】
早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得満期退学。法政大学キャリアデザイン学部教授。主な業績:「セグメント財務報告における経営者の裁量行動─上場企業の内部データに基づく検証」『会計プログレス』(日本会計研究学会)No. 19、 96–112頁、 2018年。

小林 徹(コバヤシ トオル) 【第8章・第9章】
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程修了。高崎経済大学経済学部准教授。主な業績:「ジョブマッチングの成立と「人柄」、「社風」情報の重要性」『日本労働研究雑誌』638号、独立行政法人労働政策研究・研修機構、83–98頁、2013年。