補訂版 教養選書
尾崎秀実伝 〈オンデマンド版〉

四六判 / 574ページ / 並製 / 定価:6,000円 + 税 
ISBN978-4-588-92081-3 C1323 [2015年05月 刊行]

内容紹介

戦後直後のベストセラー『愛情はふる星のごとく』の著者尾崎秀実は、言論人・政治家として中国の現実を深く読み取り、日本とアジアの将来を鋭く問いつづけた。「従来日本には余りに政治が無さすぎた」など、その直言の数々は今なお強く我々の現実をうつ。尾崎を語っては第一人者である著者が、永年の調査を経て書き下した決定版。ゾルゲ、スメドレーらと共に、死を賭して反戦・平和のために奔走した思想と行動の軌跡。

著訳者プロフィール

風間 道太郎(カザマ ミチタロウ)

1901年東京に生まれる。28年東京帝国大学法学部法律学科卒業。太陽生命保険株式会社、谷村製鉄鉄工所、東京商工会議所、大政翼賛会、長野県鉄商工経済会などを遍歴。戦後は、世界画報社、志摩書房の編集者、日本学園高等学校教諭などを歴任。1988年死去。著書に『女性の歴史』(1941年)、『農村青年読書の栞』(44年)、『家出をしないノラ』(47年)、『ある反逆──尾崎秀実の生涯』(59年)、『二十世紀の変貌』(詩集、63年)ほか。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

 補訂にさいして
 凡例

一 楠氏の末裔
二 台湾
三 第一高等学校
四 東京帝国大学法学部
五 疾風怒濤
六 思想変革
七 就職・結婚
八 上海(一)
九 上海(ニ)──スメドレーとゾルゲ
一〇 上海(三)
一一 小休止
一二 ふたたびゾルゲと
一三 組織と活動
一四 準戦時体制から戦時体制へ
一五 中国問題評論家
一六 第一次近衛文麿内閣嘱託
一七 北守南進
一八 太平洋戦争前夜
一九 国防保安法
二〇 検挙
二一 獄窓のうちそと
二二 第一審判決
二三 上告
二四 上申書
二五 余生
二六 一九四四年十一月七日

 注
 あとがき

 尾崎秀実年譜
 補遺
 字句・事実関係の訂正