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叢書・ウニベルシタス895

啓蒙の精神

啓蒙の精神

明日への遺産

四六判/上製/202ページ/刊行

978-4-588-00895-5 C1310

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書籍状態 | 良品

内容紹介

「啓蒙は過去に属する。だが、〈過ぎ去る〉ことはない」。理性と科学に信をおき、世界の「脱魔術化」を推し進めた18世紀。しかしその後の人類史は、暴力・狂信・非寛容のもたらす未曾有の惨禍にさらされた。近代はいかに、啓蒙のプロジェクトを歪曲したのか? 抑圧からの自由を求める諸個人の批判精神に、つねに同時代的要請でありつづける啓蒙の可能性の核心を見る、現代西欧知識人の理念の書。

目次

プロローグ
第一章 プロジェクト
第二章 拒絶と逸脱
第三章 自立
第四章 世俗性
第五章 真理
第六章 ユマニテ
第七章 普遍性
第八章 啓蒙とヨーロッパ
エピローグ
謝 辞
原注・訳注
[付属資料]啓蒙の精神
訳者解題
人名索引

著訳者プロフィール

T.トドロフ(トドロフ ツヴェタン)
1939年,ブルガリアに生まれる.1973年,フランスに帰化.ロラン・バルトの指導のもとに『小説の記号学』(67)を著して構造主義的文学批評の先駆をなす.『象徴の理論』(77),『象徴表現と解釈』(78),『言説の諸ジャンル』(78),『批評の批評』(84)で文学の記号学的研究をすすめるかたわら,『他者の記号学──アメリカ大陸の征服』(82)以後,記号学的見地から〈他者〉の問題に関心を深め,『ミハイル・バフチン──対話の原理』(81),『アステカ帝国滅亡記──インディオによる物語』(83),『はかない幸福─ルソー』(85),『われわれと他者』(89),『極限に面して』(91),『歴史のモラル』(91),『フランスの悲劇』(94),『共同生活』(95),『異郷に生きる者』(96),『未完の菜園』(98),『悪の記憶・善の誘惑』(2000),『越境者の思想』(02),『イラク戦争と明日の世界』(03),『絶対の冒険者たち』(06)などを刊行している.91年,『歴史のモラル』でルソー賞を受賞.現在,国立科学研究所(CNRS)の芸術・言語研究センターで指導的立場にある.

石川 光一(イシカワ コウイチ)
1948年生まれ.早稲田大学大学院哲学修士課程修了.フランス政府給費留学生,モンペリエ第3大学博士課程修了.現在,日本大学教授.訳書(共訳),『ジャン・メリエ遺言書』(法政大学出版局),論文,「無神論への軌跡──ジャン・メリエの『覚え書』,その論理構成について」(『思想』1987年9月号),「十八世紀,フランス啓蒙思想における唯物論と無神論──唯物論史研究序説」(東京唯物論研究会編『唯物論』第77号,2003年).

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