文学が脅かされている
文学が脅かされている
付・現代批評家論五編
四六判/上製/174ページ/刊行
978-4-588-00929-7 C1310
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内容紹介
内容紹介
文学の効用は、時代を超えた他者理解を通じて、万人に開かれた無尽蔵のコミュニケーションを生み出すことにある。現今の文学教育・文芸批評の言説を覆う形骸化とニヒリズムを批判し、読者の人生に豊かさとかけがえのない意味を与える力としての文学の伝統と尊厳を擁護する試み。日本語版特別補遺として、バルト、バフチン、クンデラなど5人の作家とその思想を論じたエッセーを収録。〔思想・文学〕
目次
目次
序
文学は馬鹿らしいほどに矮小化されている
学校を越えて
近代美学の誕生
啓蒙の美学
ロマン主義から前衛へ
文学には何ができるか?
無尽蔵のコミュニケーション
補遺 現代批評家論五編[邦訳版特別収録]
バフチン、ひとつの遺産
バルト、生きられたものと書かれたもの
ベニシュー、詩人の思考
クンデラ、認識としての小説
ワット、個人主義の神話
訳者あとがき
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
T.トドロフ(トドロフ ツヴェタン)
1939年,ブルガリアに生まれる.1973年,フランスに帰化.ロラン・バルトの指導のもとに『小説の記号学』(67)を著して構造主義的文学批評の先駆をなす.『象徴の理論』(77),『象徴表現と解釈』(78),『言説の諸ジャンル』(78),『批評の批評』(84)で文学の記号学的研究をすすめるかたわら,『他者の記号学─アメリカ大陸の征服』(82)以後,記号学的見地から〈他者〉の問題に関心を深め,『ミハイル・バフチン──対話の原理』(81),『アステカ帝国滅亡記──インディオによる物語』(83),『はかない幸福─ルソー』(85),『われわれと他者』(89),『極限に面して』(91),『歴史のモラル』(91),『フランスの悲劇』(94),『共同生活』(95),『異郷に生きる者』(96),『未完の菜園』(98),『悪の記憶・善の誘惑』(2000),『越境者の思想』(02),『イラク戦争と明日の世界』(03),『絶対の冒険者たち』『啓蒙の精神』(06)などを刊行している.91年,『歴史のモラル』でルソー賞を受賞.
小野 潮(オノ ウシオ)
1955年宮城県に生まれる.東北大学大学院博士課程単位取得修了.中央大学文学部教授.19世紀フランス文学専攻.著書に『〈来るべき〉民主主義』(共著),『グローバル化と文化の横断』(共著),訳書にL.フェリー/A.ルノー『68年の思想──現代の反─人間主義への批判』『68年─86年 個人の道程』,トドロフ『バンジャマン・コンスタン』,『われわれと他者』(共訳),『越境者の思想』,『異郷に生きる者』がある.
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