ウィーン五月の夜
ウィーン五月の夜
四六判/上製/298ページ/刊行
978-4-588-00948-8 C0398
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内容紹介
内容紹介
ナチによるオーストリア併合後のウィーンでの出来事と雰囲気を活写した表題作をはじめ、1906~39年の間に書かれた短編小説・紀行・文芸評論を集め、20世紀オーストリア文学の旗手・ペルッツの多彩な創作活動の全貌を余すところなく伝えるアンソロジー。未刊・未発表作を含むこれらの作品群は、戦争に明け暮れた20世紀前半の生々しい証言であるとともに、西欧近代文化史の貴重な記録でもある。〔文学・文化史〕
目次
目次
I 短 編 一
一 自由な鳥
二 ウィーン五月の夜
II 短 編 二
一 みじめな道化役!
二 軍曹シュラーメク
三 ロレンツォ・バルディ氏の死
四 レオナルドの弟──ある対話
五 「国のために最善を尽くし」
六 月を狩る
III 紀 行
一 ウクライナのスケッチ
二 世界で二番目に物価の高い町
三 南東部のスケッチ
四 カルタゴ
五 村の建国記念日
六 カイルアーンのファンタジーア
七 アラブのカフェ
八 最後の十字軍
IV 文芸時評
一 インド
二 西暦一七五〇年前後
三 グスタウ・ウィード
四 シュニッツラー
五 フランク・ティース『悪魔』、パウル・マトザック『黒魔術師』
六 ショーウィンドーのなかの論戦
七 無残ナルカナ、征服サレシ者ハ
八 ソーントン・ワイルダー『サン・ルイ・レイの橋』
九 哀 悼
編者あとがき
編集後記
訳者あとがき
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
レオ・ペルッツ(ペルッツ レオ)
1882年ブラハのユダヤ人家系に生まれる.1882年から99年までプラハで過ごす.99年に家族でウィーンヘ移住,文学活動を行う.1916年従軍で負傷.作品『第三の魔弾』(1915),『九時から九時の間』(1918),『ボリバル侯爵』(1920),『最後の審判の巨匠』(1923)等で文学的地位を築く.ヒトラー・ドイツによる1938年のオーストリア併合後,家族とウィーンを離れ,テル・アヴィヴに移住.第二次大戦後はテル・アヴィヴとオーストリアを往還し,1953年に『夜,石橋の下で』を発表.『レオナルドのユダ』が長編の遺稿となり,1959年に公刊された.1996年『ウィーン五月の夜』(本書)刊行.多数の著書がヨーロッパで翻訳出版され,近年再評価がなされている.代表的な長編の近年の邦訳には,前川道介訳『第三の魔弾』(国書刊行会,1986),鈴木芳子訳『レオナルドのユダ』(エデションq,2001),垂水創一郎訳『最後の審判の巨匠』(晶文社,2005)等がある.
小泉 淳二(コイズミ ジュンジ)
1957年生まれ.中央大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学(独文学専攻).茨城大学人文学部教授.著書に『オーストリア文学小百科』(共著,水声社),『ウィーン その知られざる諸相──もうひとつのオーストリア』(共著,中央大学出版部)等.
田代 尚弘(タシロ タカヒロ)
1947年生まれ.広島大学大学院教育学研究科博士後期課程修了(ドイツ教育思想専攻).茨城大学教育学部教授.訳書にE.マン『ナチズム下の子どもたち』(法政大学出版局)等.
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