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叢書・ウニベルシタス958

科学の花嫁

科学の花嫁

ロマンス・理性・バイロンの娘

四六判/上製/660ページ/刊行

978-4-588-00958-7 C1323

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書籍状態 | 良品

内容紹介

米国国防総省の使用するコンピュータ・プログラム言語「エイダ」にその名を残すエイダ・ラヴレスは、ロマン主義の詩人バイロンの娘であった。自然科学と技術の発展著しい十九世紀英国で、呪われた貴族の家に生まれ、親ゆずりの数学の才と芸術的情念の矛盾に引き裂かれた一人の女性が、今日の電子計算機の最初のプログラマーの一人と見なされるにいたった数奇な生涯と時代を描く評伝。

目次

謝 辞
エイダの家系図


第一章 暗い想像力に呪われた人びと
第二章 ただ一つの優しい弱みが欠けていた
第三章 人間の危険な才能
第四章 悪魔の客間
第五章 深いロマンティックな裂け目
第六章 不具の変身
第七章 完全な職業人
第八章 ロマンスの死
第九章 まぼろしに縋りつつ
第十章 皮相なる感覚を超えて
結 び

注と関連文献
訳者あとがき
推奨文献
索 引

著訳者プロフィール

ベンジャミン・ウリー(ウリー,B.)
現代イギリス有数のジャーナリスト。『サンデー・テレグラフ』、『ガーディアン』、『インディペンデント』、『タイムズ文芸付録』などに論説を寄稿。またBBCの数多くの教養番組(たとえば「人工的生活の地平と限界」)の製作と放送にも尽力。邦訳書に、本書のほか『バーチャルワールド』(インプレス)と『本草家カルペパー』(白水社)がある。前者では仮想現実が文化に与える影響を検討し、後者ではペスト流行期の17世紀英国でハーブの効能を唱えた異端の医学者ニコラス・カルペパーの伝記を扱う。文明批評の立場から自然科学と人文科学の関係に切り込んだ著作活動を続けている。

野島 秀勝(ノジマ ヒデカツ)
1930年東京生まれ。東京大学大学院英語英文学博士課程修了。お茶の水女子大学名誉教授、文芸評論家。2009年歿。著書:『V.ウルフ論』、『「日本回帰」のドン・キホーテたち』、『近代文学の虚実』、『自然と自我の原風景』、『終末からの序章』、『迷宮の女たち』(亀井勝一郎賞受賞)、『実存の西部』、『孤独の遠近法』、『反アメリカ論』ほか。訳書:トリリング『〈誠実〉と〈ほんもの〉』、カペルラヌス編『宮廷風恋愛の技術』、アイスラー『聖杯と剣』、ルーハン『タオスのロレンゾー』、バーザン『ダーウィン、マルクス、ヴァーグナー』、アダムズ『モン・サン・ミシェルとシャルトル』(日本翻訳出版文化賞受賞─以上、法政大学出版局)、メイラー『黒ミサ』『天才と肉欲』、ナボコフ『ヨーロッパ文学講義』、バーンズ『夜の森』、シェイクスピア『リア王』『ハムレット』、ド・クインシー『阿片常用者の告白』『深き淵よりの嘆息』ほか。

門田 守(カドタ マモル)
1960年愛媛県生まれ。名古屋大学修士課程修了。現在、奈良教育大学教授。専攻、イギリス・ロマン派文学(バイロン)。共著:Voyage of Conceptions(桐原書店)、Byron and the Isles of Imagination(Context Publishing House)。

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