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叢書・ウニベルシタス990

ルーマニアの変容

ルーマニアの変容

四六判/上製/338ページ/刊行

978-4-588-00990-7 C1310

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内容紹介

ナショナリズムとファシズムによる不寛容と熱狂的崇拝は特異なものでも歴史の一幕でもなく、いまなお人々に心酔と激情をもたらしている。人々を襲う災厄は変容の始まりなのか。戦前・青年期のヒトラー崇拝と反ユダヤ主義的言説により、生前から死後も非難に曝され、その痛切な悔恨が絶望となって著作に深い影を落としてきたシオラン。その封印された過去を初めて明るみに出す政治評論。

目次

刊行者まえがき
はしがき  コンスタンティン・タクウ
序文  マルタ・ペトレウ


コドレアヌ、大天使ミハイル軍団および鉄衛団についての覚書  ヴァンサン・ピエノワール

祖国  シオラン
シモーヌ・ブエのメモ
シオラン書簡断片


ルーマニアの変容  シオラン

Ⅰ 小文化の悲劇
Ⅱ ルーマニアのアダミスム
Ⅲ ルーマニアの心理的および歴史的な欠陥
Ⅳ 国家集産主義
Ⅴ 戦争と革命
Ⅵ 政治の世界
Ⅶ ルーマニアの歴史の螺旋

ルーマニア人名一覧
訳者あとがき

著訳者プロフィール

E.M.シオラン(シオラン)
(Cioran)
1911年、ルーマニアに生まれる。1931年、ブカレスト大学文学部卒業。哲学教授資格を取得後、1937年、パリに留学。以降パリに定住してフランス語で著作を発表。孤独な無国籍者(自称「穴居人」)として、イデオロギーや教義で正当化された文明の虚妄と幻想を徹底的に告発し、人間存在の深奥から、ラディカルな懐疑思想を断章のかたちで展開する。『歴史とユートピア』でコンバ賞受賞。著書:『涙と聖者』(1937)、『崩壊概論』(1949)、『苦渋の三段論法』(1952)、『時間への失墜』(1964)、『生誕の災厄』(1973)、『告白と呪詛』(1987)ほか。1995年6月20日死去。

金井 裕(カナイ ユウ)
1934年、東京に生まれる。京都大学仏文科卒。訳書:シオラン『絶望のきわみで』、『時間への失墜』、『思想の黄昏』、『オマージュの試み』、『欺瞞の書』、『敗者の祈?書』、『シオラン対談集』、カイヨワ『旅路の果てに』ほか。

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