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叢書・ウニベルシタス1008

規則の力

規則の力

ウィトゲンシュタインと必然性の発明

四六判/上製/272ページ/刊行

978-4-588-01008-8 C1310

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書籍状態 | 良品

内容紹介

「必要は発明の母である」を逆転した「必然性の発明」には、逆説的で挑戦的な発想が含まれている。わたしたちがどのように表現体系を選ぶのか。その選び方が、わたしたちに必然性をもたらす。規則の力を通してのみその姿を現わすこの必然性を自由に創造する過程が、最も体系的かつ劇的に発動する領域が数学である。言語から数学へ、ウィトゲンシュタインの哲学を横断し、その核心に迫る。

目次

凡例

序文
第1章 文法の自律性と規則の恣意性
第2章 「意味体」という発想に対する批判
第3章 規則はなにと「一致する」のか?
第4章 ほんものの必然性は規約による偶然の産物なのか
第5章 概念論と実在論
第6章 数学的命題に内容はあるか
第7章 トートロジー、数学的命題、構文規則
第8章 アプリオリな命題は言語的規約なのか
第9章 必然性の「経験」としての計算と証明
第10章 算術、想像力、事実
第11章 必然的真理の歴史性の問題、認知主義、規約主義
結論

訳者あとがき

ウィトゲンシュタイン著作索引
事項索引
人名索引

著訳者プロフィール

ジャック・ブーヴレス(ブーヴレス,J.)
(Jacques Bouveresse)
1940年生まれ。エコール・ノルマル・シュペリユール卒。パリ第Ⅰ大学教授などを経て、1995年にコレージュ・ド・フランス教授に就任。2010年に退官し、現在は同名誉教授。ウィトゲンシュタインや、ムージルやクラウスなどの研究で知られると同時に、フランス現代思想に対する厳しい批判でも知られる。邦訳された著書に、『哲学の自食症候群』、『合理性とシニシズム──現代理性批判の迷宮』(以上、法政大学出版局)、『アナロジーの罠──フランス現代思想批判』(新書館)、『ウィトゲンシュタインからフロイトへ──哲学・神話・疑似科学』、『言うことと、なにも言わないこと──非論理性・不可能性・ナンセンス』(以上、国文社)がある。

中川 大(ナカガワ ハジメ)
1961年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。北海道大学文学部助手などを経て、現在、北海道教育大学教授。専攻・哲学。著書に、『ウィトゲンシュタインの知88』(共著、新書館、1999年)、『分析哲学の誕生』(共著、勁草書房、2008年)。訳書に、ヒラリー・パトナム『理性・真理・歴史──内在的実在論の展開』(共訳、法政大学出版局,2012年〔新装版〕)、飯田隆編『リーディングス 数学の哲学──ゲーデル以後』(共訳、勁草書房、1995年)、論文に、「色彩空間と排中律──中期ウィトゲンシュタインにおける反直観主義哲学の構想」(『北海道大學文學部紀要』41巻2号、1992年)など。

村上 友一(ムラカミ ユウイチ)
1969年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。札幌学院大学非常勤講師などを経て、現在、カフェ・パンジ販売担当。専攻・倫理学。著書に、坂井昭宏・柏葉武秀編『現代倫理学』(共著、ナカニシヤ出版、2007年)、川端繁之編『哲学的諸問題への誘い』(共著、梓出版、2006年)、論文に、「行為者性と道徳的責任──フィッシャーとラヴィツァの責任論」(日本倫理学会編『倫理学年報』第59集、2010年)、「応対的態度の系譜学──ストローソン・ダーウォル・ウィリアムズ」(北海道哲学会『哲学年報』第57号、2011年)など。

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Book Review
書評

「図書新聞」(2014年9月20日号/中村昇氏・評)に紹介されました。

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