テオドール・レッシング:著, 田島 正行:訳
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叢書・ウニベルシタス1158
ユダヤ人の自己憎悪
ユダヤ人の自己憎悪
四六判/上製/376ページ/刊行
978-4-588-01158-0 C1310
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内容紹介
内容紹介
連続殺人犯ハールマン事件の報道や、女性解放運動、成人教育をはじめとするさまざまな社会活動に身を投じ、最後はナチ党員の手で暗殺されたドイツのユダヤ人思想家、テオドール・レッシング(1872?1933)。ヨーロッパの反ユダヤ主義の歴史に見られる、ユダヤ人自身による反ユダヤ主義的な「自己憎悪」現象の原因を、6人の知識人の生涯から考察し、救済への道を模索した1930年発表の重要作。著者初の邦訳書。
目次
目次
入口
Ⅰ 東方のユダヤ人の運命/意味づけとしての歴史/罪の問題
Ⅱ 西方のユダヤ人の運命/階級闘争/反ユダヤ主義とシオニズム
Ⅲ 自己憎悪の心理学と病理学/自己憎悪の論理と道徳/預言者と詩篇作者
Ⅳ 虚空の人間/六人の象徴的形姿/現代からの諸例
Ⅴ 自己憎悪の苦しみ/その三つの道/治癒
六人の生の物語
Ⅰ パウル・レー
Ⅱ オットー・ヴァイニンガー
Ⅲ アルトゥール・トレービッチュ
Ⅳ マックス・シュタイナー
Ⅴ ヴァルター・カレー
Ⅵ マクシミリアン・ハルデン
円蓋
原註
訳註
訳者あとがき
人名索引
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
テオドール・レッシング(Theodor Lessing)
1872年、ハノーファー生まれのドイツのユダヤ人思想家。ハノーファー工科大学私講師。ショーペンハウアー、ニーチェ、クラーゲスの影響を受けた哲学者。また先駆的社会変革の活動家。ヴァイマール共和国時代の混乱期に時代精神を厳しく批判するエッセイや時評を多数発表した。シオニストにして社会主義者でもあった。1933年、亡命先のマリエンバートでナチの刺客により暗殺された。主要著作に、『ショーペンハウアー、ヴァグナー、ニーチェ』(1906)、『行為としての哲学』(1914)、『意味なきものの意味づけとしての歴史』(1919)、『呪われた文化』(1921)、『精神による大地の没落(ヨーロッパとアジア)』(1924)、『ニーチェ』(1925)、『ハールマン──ある人狼の物語』(1925)、『ユダヤ人の自己憎悪』(1930)、遺著『ただ一度きり』(1935)などがある。
田島 正行(タジマ マサユキ)
田島正行 1949年生まれ。元明治大学教授。専門は近代ドイツの文学・思想。共著に、「〈自然との和解〉という欺瞞──『アンティゴネー』についてのヘーゲルの解釈をめぐって」(『他者のトポロジー』書肆心水、2014年)、「《アウラの喪失》の意味──クラーゲスの思想から見たベンヤミンの『複製技術時代の芸術作品』」(『語りのポリティクス』彩流社、2008年)、「異教的反ユダヤ主義──L.クラーゲスの思想と反ユダヤ主義」(『ツァロートの道』中央大学出版部、2002年)。論文に、「ルブリンスキー・スキャンダル──テオドール・レッシングとトーマス・マンの論争をめぐって」(『明治大学人文科学研究所紀要 第74冊』、2014年)、「二つの永遠──L.クラーゲスのゲーテ批判の一側面」(『ゲーテ年鑑 第55巻』、2013年)など。訳書に、ルートヴィッヒ・クラーゲス『宇宙生成的エロース』(うぶすな書院、2000年)、同『心情研究者としてのゲーテ』(うぶすな書院、2013年)。
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ユダヤ人の自己憎悪
Book Review
書評
「読売新聞」(2023年11月26日付/遠藤乾氏・評)に紹介されました。
「表現者クライテリオン」(2024年01月号、2024年01月01日発行/橋場麻由氏・評)に紹介されました。
「明治大学広報」(第780号、2023年12月01日発行/岩野卓司氏・評)に紹介されました。