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叢書・ウニベルシタス1182

心が共有しているもの

心が共有しているもの

アネット・バイアー著述集

四六判/上製/340ページ/刊行

978-4-588-01182-5 C1310

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書籍状態 | 良品

内容紹介

キャロル・ギリガン以降のケアの倫理とフェミニズム、そして信頼論の哲学的議論において、1980年代以降に無視できない論点を提示したアネット・バイアー(1929?2012)。その主著『心が共有しているもの』と、関連する古典的な論文3本、「正義よりもっと多くのものが必要である」「女たちは道徳理論に何を欲するか」「信頼と信頼に背反するもの」を収録。訳者解説を付した日本語版独自アンソロジー。

目次

Ⅰ 『心が共有しているもの』

 第一講 理 性

 第二講 意 図

 第三講 道徳的反省

 第一講への補遺 理性と啓示についての二つの見方

 第二講への補遺 示唆に富んだ二つの信頼の失敗

 第三講への補遺 適切な哲学的怒りとするには足りない、二つの実例

Ⅱ 正義よりもっと多くのものが必要である

Ⅲ 女たちは道徳理論に何を欲するか

Ⅳ 信頼と信頼に背反するもの

訳者解説

文献一覧



索引

著訳者プロフィール

アネット・バイアー(Annette Baier)
1929年ニュージーランド生まれ。2012年に母国で没。享年83歳。ニュージーランド最古の大学であるオタゴ(Otago)大学、イギリスのオックスフォード大学で学び、イギリス、ニュージーランド、オーストラリアで教鞭を執ったあと、1962年にピッツバーグ大学に職を得た夫カート・バイアーとともにアメリカ合衆国に移住。カーネギー・メロン大学で教鞭を執ったあと、1973年にピッツバーグ大学に移る。1995年にバイアー夫妻はニュージーランドに移り、引退生活を送ることとなったが、彼女の研究執筆活動およびオタゴ大学での教育活動は亡くなる直前まで衰えることがなかった。

竹山 重光(タケヤマ シゲミツ)
1960年生。哲学・倫理学専攻。京都大学大学院博士後期課程修了。現在、和歌山県立医科大学准教授。論文に「X線画像とからだ」(『思想』2001年7月号、岩波書店)等、共訳書に『カント全集』18および22巻(岩波書店)、Chr.コースガード『義務とアイデンティティの倫理学』(同)、H. M. バウムガルトナー『カント入門講義』(法政大学出版局)等がある。

品川 哲彦(シナガワ テツヒコ)
1957年生。哲学・倫理学専攻。京都大学大学院博士後期課程修了。京都大学博士(文学)。現在、関西大学名誉教授。著書に『倫理学入門』(中央公論新社)、『倫理学の話』(ナカニシヤ出版)、『正義と境を接するもの』(同)、訳書にH.ヨーナス『アウシュヴィッツ以後の神』(法政大学出版局)等がある。

平出 喜代恵(ヒラデ キヨエ)
1986年生。哲学・倫理学専攻。関西大学大学院博士課程後期課程修了。関西大学から博士(文学)を授与。現在、関西大学准教授。論文に「カントにおける理性信仰の意義」(『アルケー』23号、関西哲学会研究奨励賞)、「カントにおける自己への信頼」(『倫理学研究』48号、関西倫理学会優秀論文賞)等がある。

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