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叢書・ウニベルシタス1184

文法のコペルニクス的転回

文法のコペルニクス的転回

ローゼンシュトック言語論集

四六判/上製/338ページ/刊行

978-4-588-01184-9 C1310

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内容紹介

〈語り手=私〉を中心に置く西欧的言語論をくつがえし、〈聞き手=あなた〉の側から言語の本質を追究した哲学者の主著『人類の言語』より主要論文を訳出。キリスト教に改宗したユダヤ人でありながら、盟友ローゼンツヴァイク、ブーバーらとユダヤ思想に基づく対話の哲学を練り上げ、法学者、社会学者、歴史家、教育者としても膨大な著作を残した知られざる奇才の独創性を明らかにする。

目次

聞き手と語り手──中断と絶縁
 聞くという道
 財産目録
 聞くことにおける〈……へ向かうこと〉と語ることにおける〈……から解放されること〉

文法のコペルニクス的転回
 公共的な語り
 言語の完全性について
 中途はんぱな語り手と完全な語り手

魂の応用学
 心理学という学問
 プシュケー
 オカルト学
 魂の文法
 魂の運命
 魂の力
 共同体
 共同体の言語
 われら国民
 精神、魂、身体
 文法的な方法

論理学と言語学と文学の一致 ヴィルヘルム・フォン・フンボルトの思い出に
 〔I〕
 II
 思考には時間がかかる

諸感覚の相反的意味
 複数の意味
 殺害された語り

言語にたいする個人の権利
 〈だれもが〉
 創作することと引用すること

 編訳者あとがき
 人名索引

著訳者プロフィール

オイゲン・ローゼンシュトック=ヒュシィ(Eugen Rosenstock-Huessy)
1888年、ベルリンの裕福なユダヤ人家庭に生まれる。十代でキリスト教に改宗。ハイデルベルク大学で法学を学び、1912年よりライプツィヒ大学私講師。第一次世界大戦に従軍したのち、ダイムラー・モトローレン社に就職。このころ、フランツ・ローゼンツヴァイクらと親交を結び、1919年には出版社パトモスを設立、雑誌『被造物』を刊行。1921年、フランクフルトで労働アカデミーを設立し成人教育事業に取り組む。1923年よりブレスラウ大学ドイツ法教授。1933年、ヒトラーが政権を掌握するとアメリカに亡命。ハーバード大学を経て1935年よりダートマス・カレッジ社会哲学教授。引退後も同地に留まり、1973年死去。著書に『ヨーロッパの革命』、『社会学』、『人類の言語』などがある。

村岡 晋一(ムラオカ シンイチ)
1952年、熊本県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程中退。中央大学理工学部教授を経て、同大学名誉教授。専門はドイツ・ユダヤ思想、ドイツ観念論。著書に『対話の哲学』、『ドイツ観念論』、『名前の哲学』(以上、講談社選書メチエ)、訳書にローゼンツヴァイク『救済の星』(共訳、みすず書房)、同『健康な悟性と病的な悟性』(作品社)、同『ヘーゲルと国家』(共訳、作品社)、同『新しい思考』(共訳、法政大学出版局)、ヘーゲル『ヘーゲル初期論文集成』(共訳、作品社)、ベンヤミン『パサージュ論』(全5巻、共訳、岩波文庫)など多数。

竹中 真也(タケナカ シンヤ)
1978年、石川県生まれ。中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(哲学)。現在、中央大学理工学部准教授。専門は17、18世紀の西洋哲学、環境哲学。著書に『バークリ 記号と精神の哲学』(知泉書館)、論文に「バークリにおけるキリスト教神学」(『近代英国哲学とキリスト教神学』、晃洋書房)、「ハイパーオブジェクト時代におけるリアリティ」(『リアリティの哲学』、中央大学出版)、訳書にシュレーダー=フレチェット『環境正義──平等とデモクラシーの倫理学』(共訳、勁草書房)がある。

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「図書新聞」(2025年09月27日号/佐藤貴史氏・評)に紹介されました

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