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叢書・ウニベルシタス1189

はじまり

はじまり

どこからまたはじめるのか

四六判/上製/236ページ/刊行

978-4-588-01189-4 C0310

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書籍状態 | 良品

内容紹介

「うんざりして、嫌になることもある。(…)それでも、朝の輝きを、再開のあたらしい光を決して忘れない」。わたしたちの物語の尽きることのない源である「はじまり」は、誕生という、いのちの継承であり、断絶でもある。人々はなぜまたはじめるのか、どこまでやりなおすのか。はじまりをめぐる問いとは、再開の問いでもある。人々の苦悩と喜びの機微を読み解き、あらたな「はじまり」を提示する。

目次

ほんのはじまり──明滅する光
賽を投げる
いかにしてはじめるのか?
はじまりを待ち焦がれて
儚きものの美しさ
はじまりの瞬間の新しさ
時間を断つ
多産な時間
はじまりの不安
思いがけなく
すでにはじまってしまっていること
あいだからはじまる
Let’s pretendまずは振りから
わたしに先立つ人生
わたしは生まれた
夜明けの約束
はじまりしか愛さない
数限りない「はじめて」
ふたたび、そしてあたかも
「様々なことについてはじめてであること」
やりなおす
夜を抜けて
あの日から
しがみつかないことの大切さ
新たな人生
新参者
あらたな可能性
矛盾の中で生きる──希望と明晰さ
ほんのはじまりでしかない

訳者あとがき

参考文献

著訳者プロフィール

クレール・マラン(Claire Marin)
1974年、パリに生まれる。2003年にパリ第四大学(ソルボンヌ)で哲学の博士号を取得。「現代フランス哲学研究国際センター」のメンバーを務めるとともに、セルジー=ポントワーズのリセ、アルフレッド・カストレ校のグランゼコール準備クラスで教鞭をとる哲学者である。自らが多発性の関節炎をともなう自己免疫疾患に苦しめられ、厳しい治療生活を送ってきた患者(当事者)でもあり、その経験を起点として、「病い」と「医療」に関する哲学的な省察へと歩みを進め、精力的な著作活動を続けている。著書に、『熱のない人間──治癒せざるものの治療のために』(鈴木智之訳、法政大学出版局、2016年)『病い、内なる破局』(鈴木智之訳、法政大学出版局、2021年)、『断絶』(鈴木智之訳、法政大学出版局、2023年)、自らの経験を小説として綴った作品『私の外で──自己免疫疾患を生きる』(鈴木智之訳、ゆみる出版、2015年)などがある。

藤澤 秀平(フジサワ シュウヘイ)
1962年生まれ。青山学院大学文学部フランス文学科卒業。パリ・ソルボンヌ大学にてアントワーヌ・コンパニョン教授に師事。大阪市立大学文学研究科後期博士課程修了。現在、近畿大学、大阪公立大学非常勤講師。主な論文に、« L’abîme profond entre la mère et son fils — un essai sur le drame du coucher » (大阪市立大学フランス語フランス文学会誌 Lutèce 37号、2009年)、「マルセル・プルースト『消え去ったアルベルチーヌ』をめぐって──死としての忘却と再生としての忘却」(Lutèce 41号、2013年)、など。

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Book Review
書評

『図書新聞』(2025年12月20日号、2025年下半期読書アンケート/永田千奈氏・評)に紹介されました
『ふらんす』(2026年01月20日発行/帰ってきた! ヨシとクニーのかっ飛ばし仏語放談、福島祥行氏&國枝孝弘氏・評)に紹介されました

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