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叢書・ウニベルシタス1197

世界の意味

世界の意味

四六判/上製/352ページ/刊行

978-4-588-01197-9 C1310

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書籍状態 | 良品

内容紹介

世界には目的がなく、究極の価値が信じられていた時代も過ぎ去ったとすれば、この世界の意味(サンス)はどこにあるのか? 1993年、冷戦終結後の〈歴史の終わり〉という世界史的状況下に書かれた本書はナンシーのまぎれもなき主著にして理論的頂点であり、その哲学の歩みのなかで『無為の共同体』に劣らぬインパクトを保ち続けている。長らく訳されずにいた問題の書、30年以上の時を経て全訳。

目次

世界の終わり

宙吊りの歩み

意味と真理

哲学のスタイル

いかにして砂漠は広がるか

存在の意味

無限な有限性

差延

空間──境界

空間──星座

精神分析

贈与。欲望。「アガトン」

意味、世界、物質

触れること

張り

誰か

「世界」の「意味」

絵画

音楽

政治 Ⅰ

労働

政治 Ⅱ

 主体、市民、主権、共同体
 絆。結び合い。言葉を発すること

政治的エクリチュール

芸術、すなわち断片

 断片から断片へ
 アイステーシス
 特異なものとしての象徴的なものについて

「コーダ──オルギア」

悲嘆。苦痛。不幸

世界

みずからを感覚するいくばくかの意味

対話 Ⅰ

対話 Ⅱ

訳者あとがき

訳 註

著訳者プロフィール

ジャン=リュック・ナンシー(Jean-Luc Nancy)
1940–2021年。フランス・ボルドー生まれ。ストラスブール・マルク・ブロック大学名誉教授。20世紀後半のフランスを代表する哲学者の一人。ヘーゲルやハイデガーなどの西洋哲学の遺産を受け継ぎつつも、既存のアカデミックな枠組みにとどまらない多数多様なテーマへと思考を展開したことで知られる。主な著書に『声の分割』(松籟社)、『無為の共同体』(以文社)、『哲学の忘却』(松籟社)、『自由の経験』(未來社)、『限りある思考』(法政大学出版局)、『共同-体(コルプス)』(松籟社)、『ミューズたち』(月曜社)、『脱閉域』(現代企画室)、『アドラシオン』(新評論)など多数。50年ほどのあいだに、150余りの著作を発表した。

伊藤 潤一郎(イトウ ジュンイチロウ)
1989年生まれ。新潟県立大学国際地域学部講師。博士(文学)。専門は、哲学ならびに脱構築思想。著書に『ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称』(人文書院)、『「誰でもよいあなた」へ──投壜通信』(講談社)、訳書にナンシー『世界の可能性』(共訳、水声社)、『アイデンティティ』(水声社)、『あまりに人間的なウイルス』(勁草書房)、カトリーヌ・マラブー『泥棒!』(共訳、青土社)など。

横田 祐美子(ヨコタ ユミコ)
1987年生まれ。横浜美術大学美術学部助教。博士(文学)。専門は、現代フランス哲学ならびにエクリチュール・フェミニン。著書に『脱ぎ去りの思考──バタイユにおける思考のエロティシズム』(人文書院)、訳書にボヤン・マンチェフ『世界の他化』(共訳、法政大学出版局)、カトリーヌ・マラブー『抹消された快楽』(共訳、法政大学出版局)、『泥棒!』(共訳、青土社)など。

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書評

『週刊読書人』(2026年06月12日号/小田麟太郎氏・評)に紹介されました

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