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叢書・ウニベルシタス158

アーリア神話 〈新装版〉

アーリア神話 〈新装版〉

ヨーロッパにおける人種主義と民族主義の源泉

四六判/上製/536ページ/刊行

978-4-588-09997-7 C1310

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内容紹介

ヨーロッパ人をアーリア人種とセム人種に大きく二分し、前者の優越をうたうイデオロギーは、ヒトラーによってその頂点に達した。この血塗られた神話の本質と源流を英独仏など6カ国の起源神話、啓蒙期以降の思想史、とくに人類起源論に探り、理性に隣り合った狂気の醸成過程を追求。

目次

 日本語版への序文
 序言
 謝辞

 序文

  第一部 古い起源神話

第一章 スペイン──ゴート神話

第二章 フランス──二つの人種の争い

第三章 イギリス──セムの血統とノルマンのくびき

第四章 イタリア──アエネアスの子孫

第五章 ドイツ──言語と人種

第六章 ロシア──ユーラシアの人種のるつぼ

  第二部 アーリアの起源神話

第一章 プレリュード
アダム以前に人間がいたとする人たち
大発見
新しい系譜
理性のユートピア

第二章 啓蒙時代の人類学
穏健な人類学者たち(人類単一起源論)
極端派の人類学者たち(人類複数起源論)

第三章 新しいアダムを求めて
インドの魔力
アーリア神話の出生証明書
インド狂(マニー)、ゲルマン狂(マニー)と反ユダヤ主義
ヨーロッパ規模でのアーリア神話

第四章 ゴビノーとその同時代人
革命、イデオロギー、生理学
人種──歴史の原動力
形而上学者と誇大妄想狂

第五章 アーリアの時代
言語学者の専制
アーリア主義と普仏戦争
人種的二元論
アダム以前に人間がいたとする論者たちから精神分析学へ
適者生存
アーリアの神秘

 結論

 原注
 訳者あとがき
 人名索引

著訳者プロフィール

レオン・ポリアコフ(ポリアコフ,L.)
(Léon Poliakov)
1910年ペテルスブルグに生まれる。1920年以降フランスに住む。パリ大学で法学を修め、その後ジャーナリズム活動と歴史の研究に携わる。1944年に「現代ユダヤ文献センター」の創設に加わり、国立科学研究所(CNRS)の研究員として多くのゼミナールを組織するなど、学際的な人種主義批判・研究活動のパリにおける中心メンバーの一人となった。パリ大学文学博士。1997年死去。本書のほかに、大著『反ユダヤ主義の歴史』(全5巻)、自伝『音楽家たちのやかた──回想録』などがある。

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