- 新刊
あらわれのアルス
あらわれのアルス
詩・書・画
奥定 泰之:装丁
四六判/上製/286ページ/刊行
978-4-588-10035-2 C1310
在庫あり
書籍状態 | 良品
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内容紹介
内容紹介
詩・書・画すべてに優れていることを中国では「三絶」と評する。本巻は、詩・書・画の共通性を起源・批評用語・作者から見ることを導入として、「文」「気」「意」「骨」「風」などのキーワードとともに、理論的に構築された詩論・書論・画論の重要な言説と作品を紹介し、中国の芸術、芸術論の神髄へと誘う。《シリーズ・キーワードで読む中国古典》堂々完結!
目次
目次
総説(志野好伸)
第一章 詩について(志野好伸)
1 『詩経』
1 『詩』は誰のものか
2 詩は何を表現するものか
2 漢代の文学
1 賦は誰が書いたのか
2 賦は何を表現するものか
3 「発憤著書」するのは誰か
4 「発憤著書」は何を表現するものか
5 「序」
3 曹丕「典論論文」
1 「文」の全体像
2 作者の個性
3 一家の言
4 政治と文学
4 劉勰『文心雕龍』
1 『文心雕龍』の構成
2 志・気
5 唐宋の詩・詩論
1 詩は詩人が作るのか
2 詩人は何を造るのか
3 詩と禅
6 おわりに
第二章 書について(成田健太郎)
1 韻・法・意
2 印象と創造性・モデルとスタイル――六朝の書論から
1 風韻の欠席
2 意――作品の印象と作者の創造性
3 法と勢――モデルとスタイル
3 アウラ・極意・即場性――唐の書論から
1 風神――アウラ
2 筆法の極意
3 即場の意
4 理法・格調・イデア――北宋の書論から
1 理法の悟得
2 格調――古人の風韻
3 イデア――仮想される意
5 まとめ――董其昌の書論から
第三章 画について(塚本麿充)
はじめに――モノとテキストの生成
1 古代中国における絵画の起源とその観念
1 歴史実践の現場から
2 現れ出る形象
2 六朝宮廷コレクションの形成と絵画の認識論
1 宮廷コレクションの整理と謝赫『古画品録』
2 絵画の認識論と宋炳「画山水序」
3 影と絵画――代替物から真なるものが生成するプロセス
3 唐代の歴史観と水墨山水画の隆起
1 張彦遠『歴代名画記』と歴史観
2 山中の画家たち――荊浩「筆法記」の生成
3 水墨画の世界認識
4 北宋宮廷コレクションと言葉の問題
1 郭煕と郭思――『林泉高致集』と親子の物語
2 北宋宮廷コレクションと目録
3 士大夫たちの収蔵論・鑑識論
5 文人画論――蘇軾、趙孟頫、董其昌、石濤
1 北宋士人の題跋とテキストの自立
2 趙孟頫から董其昌へ――文人絵画論の完成
3 石濤と「我」――近代性への自覚
おわりに――二十世紀の筆墨論
余説
芸術と技術(志野好伸)
索引
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
志野 好伸(シノ ヨシノブ)
本巻編者。明治大学文学部教授。専門は中国哲学、中国文学。主な著作に「張東蓀の生命哲学批判」(『日本中国学会報』第73集、2021)、Le corps dans les littératures modernes d’Asie orientale : Discours, représentation, intermédialité (共著、Collège de France, 2022)、『東アジアにおける哲学の生成と発展――間文化の視点から』(共著、法政大学出版局、2022)、『何処から何処へ――現象学の異境的展開』(共著、知泉書館、2021)、『聖と狂――聖人・真人・狂者』(共著、法政大学出版局、2016)、など。
成田 健太郎(ナリタ ケンタロウ)
京都大学大学院文学研究科准教授。専門は中国古典学、中国書論史。主な著作に『中国中古の書学理論』(京都大学学術出版会、2016)、「作者の自覚から筆勢の自覚へ」(『〈中国の詩学〉を超えて――川合康三先生喜寿記念論集』、研文出版、2024)、「日本書道史の語りを支えた日本風・中国風言説と伝統観――戦後版平凡社『書道全集』日本巻総説を例として」(『「日本の伝統文化」を問い直す』、臨川書店、2024)、『毘沙門堂蔵 篆隷文体』(共著、臨川書店、2024)、など。
塚本 麿充(ツカモト マロミツ)
東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国美術史、および中国書画の伝来地域の文化史。主な著作に『北宋絵画史の成立』(中央公論美術出版、2016)、『アジア佛美術論集 東アジアⅢ 北宋・遼・西夏』(中央公論美術出版,2021)、『コレクションとアーカイヴ――アジア美術研究の可能性』(共編著、勉誠出版、2021)、『台北 國立故宮博物院 神品至宝 図録』(共著、東京国立博物館、2014)、など。
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あらわれのアルス
Book Review
書評
『美術新聞』(2026年02月20日付)に紹介されました