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情理論

情理論

思想と文芸の基層

四六判/並製/440ページ/刊行

978-4-588-13046-5 C1010

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書籍状態 | 良品

内容紹介

日本の思想とは何か。古代国家の誕生、記紀万葉の成立から江戸国学の生成、西洋近代の受容から大戦をへて今に至るまで、この国の人々の生と死と愛の根底を貫いてきたものは何だったか。西洋哲学と東洋的論理の両者に通じる著者が、物語、理性、神話、理念、文芸、性愛、仏法の各主題から、私たちを統べる情と理の働きをいかなる幻想もなしに照らし出す。ものごとに即して思索しうるための必読書。

目次

第一章 ものがたり論

1 客観史学への志向

2 物自体の不確定性

3 過去そのものの非在

4 ものがたりとしての歴史

第二章 理性論

1 坂田三吉対AI

2 ヘーゲル的理性主義

3 理性的愛

4 理性の限界

第三章 神話論

1 レース・プーブリカという理念

2 夢と神話

3 国家のものがたりとしての神話

4 人権神話

第四章 理念論

1 論理実証主義の言語哲学

2 言語の一次元への限局

3 理想論的自由

4 永遠平和

第五章 文芸論

1 歌の伝統

2 国学の文芸観

3 文芸の自律性

4 沈黙の豊潤

第六章 性愛論

1 「恋」の原義

2 「一」性の真義

3 逸脱行為の生物学的問題性

4 売春の権利?

第七章 仏法論

1 日本仏法の「日本」

2 無我の思想

3 大乗の論理

4 純粋浄化作用としての浄土

5 情性の理

あとがき

著訳者プロフィール

伊藤 益(イトウ ススム)
1955年京都市生まれ。1986年筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科修了(文学博士)。淑徳大学助教授、同教授、筑波大学哲学・思想学系教授などを経て、現在、筑波大学名誉教授。
主要著書:『ことばと時間──古代日本人の思想』(大和書房、日本倫理学会和辻賞受賞)、『親鸞──悪の思想』(集英社新書)、『親鸞──歎異抄を手がかりとして』(春秋社)、『日本人の愛──悲憐の思想』『日本思想の論理』(北樹出版)など。

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