水と夢 〈新装版〉
水と夢 〈新装版〉
物質的想像力試論
四六判/上製/374ページ/刊行
978-4-588-14030-3 C1310
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書籍状態 | 良品
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内容紹介
内容紹介
原初の生命に力を与えた物質、水。かぎりない流動性をもち、海水にも淡水にも、泥にも乳にもなるこの生成のエレメントは、知覚し想像する人間に、ときには母の穏やかな幸福を、ときには冷たく孤独な死の危険をあたえる。詩句や神話に表現された水の想像力への「物質主義的」分析が、新しい文芸批評(ヌーヴェル・クリティック)の時代を予見させた記念碑的な著作。
目次
目次
序 想像力と物質
第1章 明るい水、春の水と流れる水
ナルシシスムの客観的条件、恋する水
第2章 深い水―眠る水―死んだ水
エドガー・ポーの夢想における〈重い水〉
第3章 カロン・コンプレックス
オフィーリア・コンプレックス
第4章 複合的な水
第5章 母性的水と女性的水
第6章 純粋と浄化、水の倫理
第7章 淡水の優位
第8章 荒れる水
むすび 水のことば
原註・訳注
訳者あとがき
人名索引
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
G.バシュラール(バシュラール ガストン)
(Gaston Bachelard)
1884-1962。フランスのバール=シュル=オーブに生まれる。故郷の高等中学を卒業後、電報局職員などをしながら独学。ソルボンヌ大学で数学の学士号をとり、1919年から母校の物理・化学の教師となる。22年、哲学教授資格試験に合格。27年、学位論文『近似的認識試論』により文学博士となり、ディジョン大学文学部教授をつとめる。40年、ソルボンヌ大学で科学史・科学哲学の教授となる。物理学、化学、心理学、精神分析、哲学の諸成果を幅ひろく吸収して、科学とポエジーを統一的に捉える独自のエピステモロジーを構築。主著に『科学的精神の形成』(38)、『火の精神分析』(38)、『ロートレアモン』(40)、『否定の哲学』(40)、『空と夢』(43)、『大地と意志の夢想』(48)、『大地と休息の夢想』(48)、『空間の詩学』(57)、『夢想の詩学』(61)などがある。61年に文学国家大賞受賞。
及川 馥(オイカワ カオル)
1932年宮城県生まれ。東北大学大学院文学研究科博士課程修了。フランス文学専攻。茨城大学名誉教授、前愛国学園大学教授。主著に『バシュラールの詩学』『原初からの問い──バシュラール論考』(法政大学出版局)、詩集に『テラスにて』『鳥?その他』『夕映え』『月と重力』(書肆山田)、訳書にバシュラール『近似的認識試論』『科学的精神の形成』(ともに共訳、国文社)、『大地と意志の夢想』(思潮社)、『夢想の詩学』(ちくま学芸文庫)、『エチュード』(法政大学出版局)、セール『生成』『離脱の寓話』『両性具有』『第三の知恵』『天使の伝説』、『パラジット』(共訳)、『自然契約』(共訳)、『アトラス』(共訳)、トドロフ『はかない幸福─ルソー』、『象徴の理論』(共訳)、『象徴表現と解釈』(共訳)、『批評の批評』(共訳、以上法政大学出版局)、ブラン『ボードレールのサディスム』、『ボードレール』(共訳、ともに沖積舎)、ヴェベール『テーマ批評とは何か』、ディエゲス『批評家とその言語』(ともに審美社)ほか。
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