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自然法と国家学講義

自然法と国家学講義

ハイデルベルク大学1817・18年

A5判/上製/460ページ/刊行

978-4-588-15051-7 C1010

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内容紹介

ヘーゲルが1817年から32年まで、ハイデルベルク・ベルリン両大学で前後7回行なった「自然法・国家学・法哲学」をめぐる講義の第1・2回、これを聴講したヴァネマンによる講義録(第2回は緒論のみ)の完訳。『法の哲学』で全面的に展開し、結実させた思想的営為の源流を示し、ヘーゲル社会・国家理論および法哲学の生成過程の再検討・再評価を促す第一級文献。ペゲラー「解説」を付す。

目次

ハイデルベルク大学一八一七・一八年冬学期
緒論(1~10)
第一章 抽象法(11~49)
 第一節 占有と所有(15~32)
 第二節 契約(33~37)
 第三節 不正(38~49)
第二章 道徳(50~68)
 第一節 行為と心情(52~56)
 第二節 特殊な目的、幸せと意図(57~64)
 第三節 善と良心(65~68)
第三章 人倫(69~170)
 第一節 家族(73~88)
   A 概念上の相関関係としての家族(75~80)
   B 家族の所有と財産(81~84)
   C 子供の教育と家族の解体(85~88)
 第二節 市民社会(89~121)
   A 欲求のシステム、国家経済学(93~108)
   B 司法(109~116)
   C ポリツァイ(117~121)
 第三節 国家(122~170)
   A 内部国家法(127~158)
      a 君主権(138~140)
      b 統治権(141~145)
      c 立法権(146~158)
   B 外部国家法(159~163)
   C 世界史(164~170)

ベルリン大学一八一八・一九年冬学期講義による緒論
補足1~7

附録
 G・W・Fヘーゲル講義録の刊行にあたって──出版社の序言
序文〔オットー・ペゲラーによる解説〕
 ヘーゲルへの主要な問い──法哲学・国家哲学構想
 「原・法哲学」としてのハイデルベルク大学講義
・ ヘーゲルにおける実践哲学の発達史
 歴史的変革に関わるヘーゲル法哲学
 フランス革命への支持と団体的代表制──青年期
 人倫の製作物としての国家と身分論──イェーナ期
 善と生命の理念、政治的教育的関心──ニュルンベルクからハイデルベルクへ
 エンチュクロペディ体系と法哲学の完成──ハイデルベルクからベルリンへ
 ベルリンでの抗議活動と政治状況への反応
・ 体系構成の見取り図
 「哲学的法論」としてのヘーゲル法哲学
 問題視のなかの「抽象法」論
 「道徳」と近代市民社会
 市民社会とコルポラツィオン
 フランス革命への回答としての国制構想
 新たな国家の課題──自律的文化の保証
 汲み尽くせない経験との格闘──残された課題

テキストの構成について(抄)〔編集者〕

訳註
あとがき
『法の哲学要綱』(一八二〇)との節対照表
ヘーゲルの法の哲学に関する文献案内
原註
索引

著訳者プロフィール

高柳 良治(タカヤナギ リョウジ)
1935年生。國學院大學名誉教授。ドイツ社会思想史。著書に『ヘーゲル社会理論の射程』(御茶の水書房、2000年)、『ヘーゲルの社会経済思想』(こぶし書房、2015年)ほか。2014年逝去。

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