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ミシェル・フーコー、経験としての哲学

ミシェル・フーコー、経験としての哲学

方法と主体の問いをめぐって

奥定 泰之:装丁

A5判/上製/342ページ/刊行

978-4-588-15085-2 C1010

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書籍状態 | 良品

内容紹介

あらゆる経験的な価値を自明なものとせず、その自明性を歴史的な生成過程のうちに置き直すフーコー。「権力」「狂気」「性」の系譜を洗い出しながら、その意味を鍛え直し、変容させ、新たな概念を立ち上げ、分析の領域を拓き、哲学的思考の新たな様態を導入する。主体、統治、真理、歴史、考古学から系譜学へ。フーコーの思考の変動を動態的に描き出し、その《哲学》とともに新たなフーコーを誕生させる。

目次

序論

第一部 知の考古学に向けて──一九五四─一九六六年
第一章 出発点──心理学の時代
    1 心理学への批判
    2 ビンスワンガーの理論──現存在分析
    3 弁証法的運動と主体の動態的イメージ
第二章 一九六一年──『狂気と非理性』と人間学批判
    1 狂気についての歴史──心理学との断絶
    2 構造主義、ニーチェ──『狂気と非理性』のいくつかの源泉
    3 構造主義と現象学的主体の拒否
    4 「人間学」とは何か
第三章 考古学という方法とその問題
    1 考古学の源泉
    2 アプリオリの「批判」としての考古学
    3 人間学的構造と認識する主体
    4 文学の言語と臨床医学の言語──同形性と両立不可能性
    5 考古学における言語の位置づけ

第二部 転換点と断絶──一九六六─一九六九年
第一章 『言葉と物』──考古学の限界点
    1 エピステーメーと不連続性
    2 「人間学的眠り」と人間の形象
    3 考古学の方法──主体と客体についての問い
    4 新たな方法論に向けて
第二章 新たな方法に向かって
    1 対象の問題
    2 一九六七年──チュニスでの講演
    3 新たな考古学の誕生
第三章 『知の考古学』とその方法
    1 方法の創始
    2 方法論的断絶──新しい定義
    3 新たな方法──『知の考古学』の位置づけ

第三部 系譜学の時代──一九七〇年以後
第一章 系譜学の導入
    1 新たな探求の出発──『言説の領界』
    2 理論的変化──言表と言説
    3 「系譜学」のプロジェクト
    4 新たなレヴェルの導入
第二章 研究の様態としての系譜学
    1 考古学と系譜学
    2 系譜学とアクチュアリティー──権力の問い
    3 系譜学と歴史──真理の問題
第三章 主体と主体性
    1 系譜学的探求における主体の批判
    2 主体化=隷属化の作用──主体の形成
    3 「統治」の分析
    4 統治のもうひとつの側面──批判と啓蒙
    5 主体化と統治性

結論
    フーコーの方法/真理の経験としての哲学

あとがき
参考文献
索引

著訳者プロフィール

阿部 崇(アベ タカシ)
1974年愛媛県生まれ。専門領域はフランス現代思想、フランス文学。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得退学。パリ第10大学哲学学部DEA課程(哲学史と認識の哲学)修了。パリ第10大学哲学学部博士課程(人文科学・哲学専攻)修了。哲学博士。現在、青山学院大学文学部フランス文学科教授。
主な著作に、「フランス現代思想における「国家」批判──ミシェル・フーコーを中心として」(渡辺節夫編『近代国家の形成とエスニシティ──比較史的研究』青山学院大学総合研究所叢書、勁草書房、2014年)、翻訳に、ミシェル・フーコー『自己と他者の統治──コレージュ・ド・フランス講義1982‒1983年度』(筑摩書房、2010年)、ミシェル・フーコー『マネの絵画』(筑摩書房、2006年)などがある。

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Book Review
書評

「出版ニュース」(2018年1月下旬号)にて紹介されました。
「週刊読書人」(2018年4月6日号/佐藤嘉幸氏・評)にて紹介されました。
「図書新聞」(2018年5月26日号/関良徳氏・評)にて紹介されました。
「表象」(2019年13号/柵瀬宏平氏・評)に紹介されました。

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