田辺 悟:著
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ものと人間の文化史155
イルカ(海豚)
イルカ(海豚)
四六判/上製/330ページ/刊行
978-4-588-21551-3 C0320
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内容紹介
内容紹介
一方には貴重な蛋白源としての食文化の伝統があり、一方には守るべき海洋哺乳類としての保護運動がある。一方では漁業被害を引き起こす害獣とされ、一方では知性ある癒し系の動物として愛される。イルカの持つさまざまな側面を、ギリシア神話や『古事記』から全国各地の漁撈伝承にまで幅広く取材しつつ、一方的な決めつけを排して、ヒトと動物との関係はいかにあるべきかを読者に問いかける。
目次
目次
プロローグ ── イルカの世界 1
Ⅰ 先史時代のヒトとイルカ 3
古代人とイルカ 4
縄文時代の暮らしとイルカ 8
イルカを祀った縄文人 12
Ⅱ 歴史の中のイルカ 17
『古事記』にみえるイルカ 18
『風土記』の中のイルカ 22
「古文書」に記されたイルカ 24
中世(室町時代)のイルカ漁 26
『平家物語』の中のイルカ 28
『和漢三才図会』と『本草綱目』のイルカ 31
Ⅲ 民俗の中のイルカ 35
わが国各地のイルカ漁 36
伊豆半島のイルカ漁 50
イルカの供養碑・イルカ塚 73
イルカ漁の漁具 86
ピトゥと名護人──沖縄県名護のイルカ漁 89
イルカの捕獲と儀礼 102
Ⅳ 文化の中のイルカ 115
イルカと文化史 116
イルカのスケッチ 120
世界最古のイルカの壁画 123
ギリシア神話の中のイルカ 132
イルカに乗った少年 136
星座になったイルカ 142
貨幣の中のイルカ 145
都市と建物を飾るイルカ 157
宝飾・装飾の中のイルカ 166
実用デザインとイルカ 177
Ⅴ 自然の中のイルカ 195
イルカの生物学 196
イルカの生態と分布 210
Ⅵ イルカをめぐるエピソード 233
「イルカ」の語源と由来 234
「イルカ」という語彙の表記 235
イルカの方言 236
地名になったイルカ 238
「イルカ島」のこと 239
火伏とイルカ 239
わが国以外のイルカ漁 242
イルカに出合った人々 253
幻影・イルカの国旗 268
随筆の中のイルカ 271
ヒトの墓標になったイルカ 273
イルカの群れ 275
夫婦仲の良いイルカ 280
イルカと人魚・ウマ(馬) 282
ゴミ箱になったイルカ 285
イルカの集団上陸(自殺) 286
イルカと食文化 291
イルカの捕獲と環境問題 298
エピローグ ── イルカよ永遠に 305
引用文献・参考文献 309
あとがき 317
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
田辺 悟(タナベ サトル)
1936年神奈川県横須賀市生まれ.法政大学社会学部卒業.海村民俗学,民具学専攻.横須賀市自然博物館・人文博物館両館長,千葉経済大学教授を経て,千葉経済大学客員教授.文学博士.日本民具学会会長,文化庁文化審議会専門委員などを歴任.2008年旭日小綬章受章.著書:『海女』『網』『人魚』(ものと人間の文化史・法政大学出版局),『日本蜑人(あま)伝統の研究』(法政大学出版局・第29回柳田国男賞受賞),『近世日本蜑人伝統の研究』『伊豆相模の民具』『海浜生活の歴史と民俗』(慶友社),『潮騒の島──神島民俗誌』(光書房),『母系の島々』(太平洋学会),『現代博物館論』(暁印書館),ほか.
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