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ものと人間の文化史165

タブノキ

タブノキ

四六判/上製/316ページ/刊行

978-4-588-21651-0 C0320

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書籍状態 | 良品

内容紹介

日本の植生の中心をなす樹種であり、古くから人々の暮らしと深く結びついてきたタブ。折口信夫らが執着したこの謎の多い樹木をめぐって、国内各地はもとより、中国・台湾・韓国をも視野に収めて記録や伝承を掘り起こし、資材の利用から信仰に至るまで生活とのかかわりをさぐる。南方から「海上の道」をたどってきた列島文化を象徴する樹木の歴史。

目次

第一章 日本の自然植生の中心をなすタブノキ
「青々勇壮」──照葉樹の代表として
タブノキの一年

第二章 タブノキとクスノキ──混乱、混同の歴史
『魏志倭人伝』に登場するタブノキ──文献に現れる最初の木
「楠」「クスノキ」とのまぎらわしさ──「楠」はタブ
 各地に数多いタブノキの呼び名──タモ、モチなど
不明な語源・漢字の由来

第三章 〈材〉としてのタブノキ
高い汎用性、「産業のコメ」として
丈夫で美しい──安定感ある木
建築材・資材として──住宅・社寺からトラック材にも
工芸・器具材として──正倉院宝物に、家具、経板に
丸木舟・船舶関連材として──古代から現在まで
忘れられるタブ材

第四章 〈料〉としてのタブノキ
タブ粉=線香材料──枝葉の粘性を生かす
紙料・薬・染料・釉薬として──古くからの原料
食料にかかわり、燃料にも──ホダ木などに

第五章 祈り、祀る木、黒潮の木
祈り、祀るタブ
守る木、防ぐ木
黒潮の流れに沿って──オオミズナギドリと共に

第六章 タブノキを愛した人たち
折口信夫──タブを人々の記憶に留める
宮脇昭──「タブノキ教」の教祖

第七章 列島各地、そして近隣諸国のタブノキ
列島のタブノキ
台湾・韓国・中国のタブノキ

著訳者プロフィール

山形 健介(ヤマガタ ケンスケ)
1948年生まれ。福岡県出身。1972年早稲田大学法学部卒業、日本経済新聞社入社。「日経レストラン」編集長、岡山支局長などを経て、編集委員。2011年退職。現在、筆耕社代表。

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Book Review
書評

「グリーン・パワー」(2014年10月号)に紹介されました。
「森林技術」(2014年7月号/野本寛一氏・評)に紹介されました。

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