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ものと人間の文化史185

四六判/上製/212ページ/刊行

978-4-588-21851-4 C0320

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書籍状態 | 良品

内容紹介

日本の秋の味覚を代表する柿は、海外でもKAKIとして通用し親しまれているが、日本人にとっては古来、単なる果樹ではなく「生活樹」であり、人びとと苦楽を共にする「同伴樹」でもあった。その深く豊かな歴史をたどり、調査・研究の発展をあとづけるとともに、栽培の技術、採取と脱渋(渋抜き)の方法から、「歯固め」や「成木責め」などの民俗・風習、神事とのかかわり、さらには柿渋や用材としての利用法までを明らかにする。

目次

  はじめに

第一章 柿への誘い
  1 柿の特性
  2 渋柿の利用

第二章 歴史的な足どり

  1 租税・献上品として
  2 兵糧として
  3 茶の湯との関わり
  4 『江戸中期農作物産物帳』にみられる品種

第三章 在来品種の調査と研究の発展
  1 明治期の取り組み
  2 明治四五年の柿調査報告書

第四章 地域の暮らし・生業
  1 柿採りの民俗
  2 柿売りの民俗
  3 舟つなぎの木
  4 茶畑にみられる柿
  5 戦争に翻弄された木

第五章 年中行事とのかかわり
  1 健康を願う「歯固め」
  2 豊穣を誓わせる「成木責め」
  3 葉を利用する盆行事
  4 神への捧げもの

第六章 多面的な利用
  1 味わい深い品々
  2 料理の彩りとして
  3 用材として

付 表 全国の柿品種の分布(1甘柿 2渋柿)

参考文献
あとがき

著訳者プロフィール

今井 敬潤(イマイ キョウジュン)
1949年、岐阜県に生まれる。京都府立大学農学部卒業。大阪府立大学農学部大学院修士課程修了。大阪府立農芸高等学校、同園芸高等学校教諭を経て、現在、大阪府立大学大学院客員研究員、岐阜女子大学非常勤講師。果樹園芸学専攻。学術博士。園芸学会、日本民俗学会、近畿民俗学会、日本民具学会、近畿民具学会の各会員。
著書:ものと人間の文化史166『栗』、同115『柿渋』(以上、法政大学出版局)、『柿の民俗誌』(初版:現代創造社、第二版:初芝文庫)、『くだもの・やさいの文化誌』(文理閣)。
共著:『日本の食文化6 菓子と果物』(吉川弘文館)など。

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Book Review
書評

「しんぶん赤旗」(2021年2月28日付/伊藤廣之氏・評)に紹介されました。
「読売新聞(岐阜版)」(2021年2月21日付)に「柿の大切さ再認識を」として紹介されました。
「岐阜新聞」(2021年2月21日付)に「〝柿博士〟知識を集約」として紹介されました。
「日本農業新聞」(2021年3月7日付)に紹介されました。
「測量」(2021年5月号/三浦基弘氏・評)にて紹介されました。
「日本民俗学」(第307号、2021年08月31日発行/古家晴美氏・評)に紹介されました。
「中日新聞」(2021年10月23日付/ほんの裏話)に紹介されました。
「中日新聞」(2025年11月26日付/中日春秋)に紹介されました

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