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ものと人間の文化史187

地図

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四六判/上製/332ページ/刊行

978-4-588-21871-2 C0320

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書籍状態 | 良品

内容紹介

地図と言えば伊能忠敬を思い浮かべがちだが、正倉院には8世紀作の地図が伝わる。江戸時代以前から地図は荘園や新田・用水路の開発、検地、建築や河川改修はもちろん、沿岸警備などの資料とされ、暮らしに関わる場所の管理に欠かせない道具のひとつだった。本書は、近代的な測量技術が登場する前に作成されたものを中心に、日本の地図の長く豊かな歴史をたどる。図版多数。

目次

はじめに

第一章 地図について

第二章 開発や工事と地図
1 耕地の開発と地図
奈良時代の開田図/中世の荘園絵図と開発/近世の新田開発の図
2 河川の普請や管理と地図
中世の用水差図/近世の河川整備のための地図/土砂留普請の地図/水路の普請や管理と地図
3 建設や開発と地図
中世の建物の地図/城下町建設の地図/城郭の普請と修復のための地図/近世の建築物の工事の地図/陵墓図

第三章 土地の管理や把握と地図
1 耕地の管理と地図
奈良時代の田図/近世における耕地の把握/近代の地籍図/漁場と地図
2 領域(狭い範囲)の把握と地図
奈良時代の四至図/領域を示す荘園絵図/中世寺院の四至?示図/境界線を示す荘園絵図/近世の村絵図/近世の論所絵図/近世の災害図
3 都市空間の管理と地図
中世における小規模な土地区画の指図/中世における新たな寺院の領域図/近世の城下町絵図/近世の三都の地図/屋敷地や屋敷の管理/行動の管理と地図

第四章 領域の把握と地図
1 日本の把握と地図
行基図/国絵図/国絵図由来の日本図/伊能図とその利用/一九世紀初頭の広域実測図/近世の道中図
2 日本周辺の把握と地図
日本に伝来したポルトラーノ海図/探検の地図

第五章 地図を作るための測量

おわりに
参考文献

著訳者プロフィール

鳴海 邦匡(ナルミ クニタダ)
1971年弘前市生まれ。九州大学大学院比較社会文化研究科博士後期課程単位取得退学。博士(比較社会文化)。大阪大学大学院文学研究科人文地理学専修助手、大阪大学総合学術博物館助手(助教)を経て、現在、甲南大学文学部歴史文化学科教授。
おもな著書に『近世日本の地図と測量』(単著、九州大学出版会、2007年)、『大阪大学総合学術博物館叢書3 城下町大坂』(責任編集、大阪大学出版会、2008年)、『絵図学入門』(共著、東京大学出版会、2011年)、『近世測量絵図のGIS分析』(共著、古今書院、2014年)、『近代日本の海外地理情報収集と初期外邦図』(共著、大阪大学出版会、2017年)、『国絵図読解事典』(共著、創元社、2021年)などがある。

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Book Review
書評

「日本歴史」(2022年07月号、vol.890、2022年07月01日発行)に紹介されました。
「測量」(2022年09月号、第72巻9号、2022年9月10日発行/瀬戸島政博氏・評)に紹介されました。
「歴史地理学」(第65巻3号、2023年7月20日発行/渡辺理絵氏・評)に紹介されました。

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