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鉄道旅行の歴史 〈新装版〉

鉄道旅行の歴史 〈新装版〉

19世紀における空間と時間の工業化

A5判/上製/282ページ/刊行

978-4-588-27647-7 C0022

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内容紹介

鉄道旅行を産業革命の市民的体験としてとらえた19世紀の旅の思想史。その生み出した時間・空間概念の変貌を語り、ヨーロッパと米国の鉄道の違いを技術・経済・国民性の側面から解明。さらに鉄道事故が精神医学および法律に与えた影響を説き、駅舎建築を都市の構造と機能の観点から検討する。

目次

1 原動力の機械化

2 機械のアンサンブル

3 鉄道の空間と鉄道の時間
  余談──ガラス建築の空間

4 パノラマ風の旅行

5 仕切った車室(コンパートメント)
   旅行中の談笑の終焉
   孤絶
   密室劇
   車室の問題点

6 米国の鉄道
   鉄道以前の交通
   鉄道路線
   新型車輛
   米国の車輛のモデル、川蒸気と定期郵便船
   レールの上の船旅
   追記

7 鉄道旅行の病理学
  余談──工業性疲労

8 事故

9 鉄道事故、鉄道性脊柱、外傷性ノイローゼ
  余談──ショックの歴史

10 刺戟保護、または工業化した意識

11 都市への入口──駅

12 都市の中の鉄道路線
   百貨店
   流通
   追記

 原註
 訳者あとがき
 人名解説
 人名索引

著訳者プロフィール

W.シヴェルブシュ(シヴェルブシュ ヴォルフガング)
(Wolfgang Schivelbusch)
1941年、ベルリンに生まれる。フランクフルト大学とベルリン大学で文学・哲学・社会学を修める。1973年以降、ニューヨークとベルリンに在住し、多彩な著作活動を展開。本書のほか、『楽園・味覚・理性』(1980)、『知識人の黄昏』(1982)、『闇をひらく光』(1983)、『図書館炎上』(1988)、『光と影のドラマトゥルギー』(1992)、『ベルリン文化戦争』(1995)、『敗北の文化』(2003。以上、邦訳は法政大学出版局刊)などの著書がある。2003年にハインリヒ・マン賞を授賞、2005年にマルティン・ヴァルンケ・メダル(アビイ・ワールブルク基金文化学賞)を授与された。

加藤 二郎(カトウ ジロウ)
1925年、神奈川県に生まれる。東京大学文学部独文科卒業。一橋大学教授・神奈川大学教授を歴任し、現在、一橋大学名誉教授。ドイツ文学専攻。訳書に、ローベルト・ムージル『特性のない男』(訳者代表。全4巻、河出書房新社)、ローベルト・ムージル『特性のない男』(全6巻、松籟社)、ゴーロ・マン『歴史論Ⅰ・Ⅱ』、イエーシュ・ジュラ『プスタの民』、U.ホルストマン『人間怪物論』、A.フリゼー編『ムージル読本』(共訳)(以上、法政大学出版局刊)などがある。

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