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売薬と受診の社会史

売薬と受診の社会史

健康の自己管理社会を生きる

四六判/上製/330ページ/刊行

978-4-588-31214-4 C1021

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書籍状態 | 良品

内容紹介

近世の養生論の時代から健康の自己管理責任が叫ばれる現代まで、人々の保健医療行動の流れを、売薬購入と受診という行為を切口に跡づける。近世以来の売薬は、近代の医事・薬事行政のなかにどう位置づけられたのか。近世における売薬医者と薬店との競合、近現代における調剤権をめぐる医師と薬剤師の確執はいかなる展開を遂げたのか。近世・近現代の上層農民の日記を通して、その具体相に迫る。

目次

はじめに
第Ⅰ部 近世の薬屋・医者・病家
 第一章 高まる薬の需要 売込みをはかる薬屋
 第二章 健康の自己管理社会における病家の心得
 第三章 医生教育と医者の心得
 第四章 服薬と自然治癒論の間で
第Ⅱ部 近世の日記にみる医療行動
 第一章 相模国三浦郡大田和村の『浜浅葉日記』
 第二章 治病・防疫を祈願する人びと
第Ⅲ部 幕末・明治期の日記にみる医療行動
 第一章 武蔵国橘樹郡長尾村の『鈴木藤助日記』
 第二章 湯治に込められた思い
第Ⅳ部 近現代医療の展開と売薬
 第一章 売薬に向けられた眼差し
 第二章 「調剤兼帯の医師」と調剤権の行方
あとがき
索  引 巻末

著訳者プロフィール

新村 拓(シンムラ タク)
1946 年静岡県生。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士(早大)。京都府立医科大学教授、北里大学教授・副学長を経て、現在北里大学名誉教授。専攻、日本医療社会史。著書に、『古代医療官人制の研究』(1983 年)、『日本医療社会史の研究』(85 年)、『死と病と看護の社会史』(89 年)、『老いと看取りの社会史』(91 年)──以上の4 書にてサントリー学芸賞を受賞(92 年)。『ホスピスと老人介護の歴史』(92 年)、『出産と生殖観の歴史』(96 年)、『医療化社会の文化誌』(98 年)、『在宅死の時代』(2001 年)、『痴呆老人の歴史』(02 年)、『健康の社会史』(06 年)、『国民皆保険の時代』(11 年)、『日本仏教の医療史』(13 年。矢数医史学賞を受賞)、『近代日本の医療と患者』(16 年。以上いずれも法政大学出版局)が、編著に『日本医療史』(06 年。吉川弘文館)がある。

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