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生と死のケルト美学

生と死のケルト美学

アイルランド映画に読むヨーロッパ文化の古層

岡澤 理奈:装丁

四六判/上製/266ページ/刊行

978-4-588-41031-4 C0074

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書籍状態 | 良品

内容紹介

美しき緑の国アイルランド──ハリウッド映画のロケ地としても名高いこの国には、外見の美しさにとどまらないヨーロッパ文化の古層をなすケルト的感性が、抑圧の歴史とともに今も息づいている。『静かなる男』、『アラン』など四つの映画を題材に、イメージの運動である映画にこそ結晶する独自の感性を読み取り、極西の国に眠る豊饒と希望を描き出す。情熱あふれる語りで堪能する映画とアイルランドの世界!

目次

  まえがき

序論 「誤解された映画の国」アイルランド
コラム? アイルランド鳥瞰図

第一章 ジョン・フォード『静かなる男』
 ―アイリッシュ・アメリカンの夢、
   あるいはハリウッド的予定調和―
コラム① フォードの椅子とIFB本部、
 そしてバークの崇高聖地――ゴールウェイ

第二章 ジョン・カーニー『ONCE ダブリンの街角で』
 ―「映画にならない映画」、
   あるいは移民記憶の二重性―
コラム② 『ONCE』ロケ地点描、街の北と南――ダブリン

第三章 ロバート・フラハティ『アラン』
 ―ドキュメンタリーの捏造、
   あるいは「海」の崇高さ―
コラム③ 「ジミー・ザ・ジャップ」、
 イニシィアの風となる――アラン島

第四章 ジョン・セイルズ『フィオナの海』
 ―異界交流、
   あるいは「海」と「妖精」の語り―
コラム④ あざらし妖精を求めて――ドネゴール

第五章 映画からアイルランド美学の伝統を考える
 ―あいるらんど・ケルトの子守歌・装飾写本―
コラム⑤ ハロウィン、「夏と冬/生と死」のあわい
 ――宇宙と縄文の異界めぐり

むすび 二一世紀を生きぬくための「アイルランド美学」の知恵

  四つの「アイルランド映画」詳細情報
  あとがき

著訳者プロフィール

桑島 秀樹(クワジマ ヒデキ)
1970年3月群馬県渋川市生まれ。現在、広島大学大学院総合科学研究科教授(美学・芸術学・文化創造論)。1993 年3月大阪大学文学部(美学・文芸学)卒業。大阪大学大学院文学研究科博士課程(芸術学・美学)修了。エドマンド・バーク美学の研究で大阪大学より博士(文学)号取得。日本学術振興会特別研究員PDを経て、2004年4月より広島大学総合科学部助教授。広島大学大学院総合科学研究科准教授を経て、2016年2月より現職。甲南大学、島根大学、大阪大学などで非常勤講師を歴任。2011年4月より一年間、トリニティ・カレッジ・ダブリン客員研究員(歴史学)としてアイルランドに滞在。主著に『崇高の美学』(講談社、2008年)など。

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Book Review
書評

「中国新聞」(2016年10月9日付/小泉凡氏・評)にて紹介されました。
「出版ニュース」(2016年11月上旬号)にて紹介されました。
「キネマ旬報」(2016年12月上旬号/鶴岡真弓氏・評)にて紹介されました。

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