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映像アーカイブ・スタディーズ

映像アーカイブ・スタディーズ

A5判/上製/528ページ/刊行

978-4-588-42022-1 C1074

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書籍状態 | 良品

内容紹介

映画が誕生して1世紀以上経つが、現在でもその保存のしくみは国によって大きく異なる。ロシアのように納品義務がある国もあれば、個人の収集が先行した日本、まったく法整備のない国までさまざまだ。本書は国内外の映画だけでなく、テレビ番組やホームビデオ、ネット配信、ブルーフィルムに至るまで、アーカイブの現状と課題を考究した国際的共同研究。未来へ記憶を手渡すにはもう一刻の猶予もない。

目次

序章 映像アーカイブ・スタディーズについて ミツヨ・ワダ・マルシアーノ

第I部 映像アーカイブの現状
第1章 哲学にとっての記録 吉岡 洋
第2章 フィルムの保存とデジタルへの移行 常石史子
第3章 保存・利用を巡る法的課題 早川和宏

第II部 国内を見つめる
第4章 収集活動から見た国立映画アーカイブの役割 とちぎあきら
第5章 地域映像アーカイブの可能性 石原香絵
第6章 撮影所システムとアーカイブ 木下千花
第7章 大学博物館の生存戦略 久保 豊

第III部 国外を眺める
第8章 韓国映像資料院KOFAの活動 キム・ジュニアン
第9章 政府運営と民間が分離する中国 馬 然
第10章 パキスタン映画の過去が作り出す未来 ハムザ・ファラズ・カラマット(富久保冴子訳)
第11章 アメリカの映画保存教育 ジョアン・ベルナルディ(河原大輔訳)
第12章 復元された映画を普及するヨーロッパの映画祭 小川佐和子
第13章 配信における価値の選択 國永 孟
第14章 旧ソ連・ロシアにおける国家形態の変容と映像資料の保全 楯岡求美
第15章 アフリカにおける映像アーカイバル研究 アブバカール・サノゴ(石川祥伍訳)

第IV部 他メディアの場合
第16章 民放テレビ局の取り組み 木戸崇之
第17章 テレビ番組保存体制の国際比較 辻 泰明
第18章 アニメと中間素材 石田美紀
第19章 インターネットをめぐる諸問題と可能性 喜多千草

第V部 周辺化されたシネマ
第20章 宙づりになる非市民の遺産 小川翔太
第21章 想起メディアとしてのホームムービー 久保 豊・藤城孝輔
第22章 違法とされるブルーフィルム 吉川 孝

終章 研究から実践へ ミツヨ・ワダ・マルシアーノ

あとがき
索引

著訳者プロフィール

ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(Mitsuyo Wada-Marciano)
京都大学文学研究科教授(映画・メディア研究)
主な業績:『ニッポン・モダン――日本映画 1920・30年代』名古屋大学出版局、2009年、『デジタル時代の日本映画――新しい映画のために』名古屋大学出版局、2010年、『NO NUKES――〈ポスト3・11〉映画の力・アートの力』名古屋大学出版局、2021年、Japanese Filmmakers in the Wake of Fukushima: Perspectives on Nuclear Disasters, Amsterdam University Press, 2023、ほか。

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Book Review
書評

「週刊読書人」(2025年04月11日号/西田善行氏・評)に紹介されました
「映画芸術」(491号、2025年04月30日発行/田坂博子氏・評)に紹介されました
「キネマ旬報」(2025年06月号/岡田秀則氏・評)に紹介されました

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