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ながい窖

ながい窖

手塚 治虫:著, 四方田 犬彦:解説, 本浜 秀彦:解説, 李鳳宇:解説, 神谷 丹路:解説, 林 晟一:解説, 李英美:解説

A5判/並製/134ページ/刊行

978-4-588-42024-5 C0079

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内容紹介

手塚治虫の全集未収録作『ながい窖(あな)』。戦前から戦後にかけての在日朝鮮人の姿を通し、忘却された歴史や差別の実態を克明に描き出した1970年初出の重要作が、原稿からの再スキャンにより待望の復刻。漫画研究のみならず朝鮮近現代史等の歴史学的視点も交え、作品の時代背景を精緻に紐解く80頁の解説を付し、手塚治虫の現代性を捉え直す。【解説】四方田犬彦/本浜秀彦/李鳳宇/神谷丹路/林晟一/李英美

目次

ながい窖

解説
差別を見つめる人 手塚治虫 【四方田犬彦】
単線的な手塚像の修正を迫る作品 【本浜秀彦】
強く日本人であること 【李鳳宇】
在日コリアンと日本社会 【神谷丹路】
まっとうな世界への序曲 【林晟一】
「朝鮮人」の物語を今読むということ 【李英美】

著訳者プロフィール

手塚 治虫(テヅカ オサム)
1928年、大阪府豊中市生まれ。大阪大学附属医学専門部卒。医学博士。46年『マアチャンの日記帳』でデビューし、翌年発表の『新寶島』がベストセラーとなる。以来、日本のストーリー漫画の確立に尽力した。また、アニメーションの世界でも大きな業績を残している。代表作に『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』『ブラック・ジャック』『アドルフに告ぐ』など多数。89年逝去。

四方田 犬彦(ヨモタ イヌヒコ)
1953年生まれ。詩人。映画・比較文学研究家。エッセイスト。近著に『漫画原論』、『映画誌への招待』、『パゾリーニ』、『零落の賦』、『三島由紀夫を見つめて』。翻訳にダルウィーシュ『パレスチナ詩集』。

本浜 秀彦(モトハマ ヒデヒコ)
1962年生まれ。文教大学教授。比較文学、メディア表象論。著書に『手塚治虫のオキナワ』、Writing at the Edge(Diss. University of
Pennsylvania)。共編著に『新装版 沖縄文学選』、『マンガは越境する!』、『島嶼沖縄の内発的発展』。

李鳳宇(リ ボンウ)
1960年生まれ。映画会社スモモのプロデューサー兼CEO。これまで250本以上の映画を製作、配給。『シュリ』『JSA』『殺人の追憶』等の配給で「韓流ブーム」を巻き起こす。プロデュース作に『パッチギ!』『KT』『フラガール』等がある。

神谷 丹路(カミヤ ニジ)
1958年生まれ。日韓関係研究、翻訳家。大学非常勤講師。著書に『韓国 近い昔の旅』、『韓国の小さな村で』、『韓国歴史漫歩』、『近代日本漁民の朝鮮出漁』。訳書に『そこに私が行ってもいいですか?』、『漫画に描かれた日本帝国』など。

林 晟一(ハヤシ セイイチ)
1981年生まれ。評論家。中・高教員として歴史や国際政治を教える。単著に『在日韓国人になる』、共著に『多文化共生社会のために』、論考に「文明の鳥、都市の犬」(『アステイオン』100号)、共訳に『キューバ危機』など。

李英美(リ ヨンミ)
1988年生まれ。京都大学人文科学研究所助教。歴史学。著書に『出入国管理の社会史』、論考に「人権か、管理か」(『現代思想』2025年2月号)、「「外国人」という境界」(『世界』2025年11月号)など。

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