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土地の名前、どこにもない場所としての

土地の名前、どこにもない場所としての

ツェラーンのアウシュヴィッツ、ベルリン、ウクライナ

竹中 尚史:装丁

A5判/上製/270ページ/刊行

978-4-588-49510-6 C1090

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書籍状態 | 良品

内容紹介

アドルノの「アウシュヴィッツ以降に詩を書くことは野蛮だ」という言葉の後でもほとんど唯一認められた詩人、パウル・ツェラーン。その詩篇を詳細に解釈し、「言語」と「現実」の収斂点として三つのトポスを、アナグラム的な言葉の断片のなかに浮かびあがらせ、その「土地の名前」が逆説的にも「どこにもない場所」であることを指し示す。ひとは問いかえさないではいられないだろう、これは「詩」なのだろうか、と。

目次



第一章 アウシュヴィッツもしくは差異
  一 「糸の陽」
  二 「勤勉な地下資源」

第二章 ベルリンもしくは布置
  一 「研ギスマサレタ切先ニ」
  二 「一枚の葉」

第三章 ウクライナもしくは喚起
  一 「帰郷」および「チュービンゲン、壱月」
  二 「時の片隅で」

日本語版のためのあとがき
使用参考文献

著訳者プロフィール

平野 嘉彦(ヒラノ ヨシヒコ)
1944年生まれ。東京大学名誉教授。ドイツ文学専攻。著書に『プラハの世紀末―カフカと言葉のアルチザンたち』(岩波書店、1993)、『カフカ―身体のトポス』(講談社、1996)、『獣たちの伝説―東欧のドイツ語文学地図』(みすず書房、2001)、『ツェラーンもしくは狂気のフローラ―抒情詩のアレゴレーゼ』(未來社、2002)、『マゾッホという思想』(青土社、2004)、『ホフマンと乱歩―人形と光学器械のエロス』(みすず書房、2007)、『死のミメーシス―ベンヤミンとゲオルゲ・クライス』(岩波書店、2010)、Toponym als U-topie bei Paul Celan. Auschwitz – Berlin – Ukraine (Königshausen & Neumann, 2011〔本書のドイツ語版〕)、『ボヘミアの〈儀式殺人〉―フロイト・クラウス・カフカ』(平凡社、2012)など。

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