真屋 和子:著
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プルーストの美
プルーストの美
岡澤 理奈:装丁
A5判/上製/316ページ/刊行
978-4-588-49513-7 C0098
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内容紹介
内容紹介
絵画、音楽、建築……『失われた時を求めて』では、実在・架空を問わず、数多の芸術作品が交響し、壮麗な物語を奏で上げる。一度は小説を放棄した作家が苦闘の末に見出した「文体(スタイル)」こそ、芸術を自在に織りなしつつ物語を紡ぎ出すことを可能にした。挫折から「文体」の発見に至るまでの軌跡、そしてその道程に潜む本質を深く、あざやかに描く。定評ある著者の集大成となるプルースト芸術論の決定版!
目次
目次
はじめに
凡 例
序章 動体建築としてプルーストを読む
沈黙の深みに
心の間歇
パンゲの菱形
破壊と再創造
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
立体心理学
ペイターの場合
不滅の青空
第1章 マドレーヌ菓子と菩提樹のハーブティー
プチット・マドレーヌ菓子の体験
レオニー叔母のお茶――黄金のばら?
両性具有のお茶?
性・聖・生のハーブティー
菩提樹に「隠された技法」
第2章 『ジャン・サントゥイユ』のなかのジョン・ラスキン
プルーストの壁
「見ること」と印象
芸術とは─―ラスキン対ホイッスラー事件
『敵をつくるための優雅な方法』
びん一杯の絵の具を投げて
万神殿での和睦
第3章 翻訳家プルーストの誕生と旅立ち
アミアンへの旅
〈黄金の聖母〉の微笑
アミアンの〈慈愛〉とジョットの〈慈愛〉
記憶の宝石箱
フランボワイヤン様式の聖歌隊席
プルーストの「スタイル」
むすび
第4章 隠喩(メタフォール)─―モネからターナーへ
文体模作「プルースト」
アナロジーの奇跡
文学のほう―─「撞着語法」から「隠喩」へ
絵画のほう─―「曖昧さ」から「隠喩」へ
文学と絵画―─「隠喩」への収斂
諸能力の女王―─隠喩力
むすび
第5章 プルーストとベートーヴェン─―ヴァントゥイユの「七重奏曲」
「ベートーヴェンはお好きですか?」
魂の存在─―ひとつの調子
動く建築─―二つの魂
ロマン・ロラン批判
ベートーヴェンとターナーの共演
心の小鳥に歌わせる
第6章 そして、見出された時
ラスキンとの出会い
心の中への旅
ジョットと日常の美
ターナーと「隠喩」
見出された「時」
初出一覧
あとがき
文献一覧
人名・作品名索引
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
真屋 和子(マヤ カズコ)
兵庫県に生まれる。慶應義塾大学文学部卒業、慶應義塾大学大学院文学研究科仏文学専攻博士課程単位取得退学。文学博士号取得(慶應義塾大学)。
著書に、『プルースト的絵画空間――ラスキンの美学の向こうに』(水声社、2011年)、L’ « art caché » ou le style de Proust (Keio University Press, 2001)、共訳書に、アラン・コルバン編『身体の歴史』第Ⅱ巻「19世紀 フランス革命から第一次世界大戦まで」(藤原書店、2010年)などがある。
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プルーストの美
Book Review
書評
「日本経済新聞」(2018年8月18日付)に紹介されました。
「読書人」(2018年9月7日号/小黒昌文氏・評)に紹介されました。
「ラスキン文庫だより」(2019年3月1日号/石井洋二郎氏・評)に紹介されました。