古井 義昭:著
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誘惑する他者
誘惑する他者
メルヴィル文学の倫理
A5判/上製/300ページ/刊行
978-4-588-49522-9 C3098
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内容紹介
内容紹介
『白鯨』『ビリー・バッド』「バートルビー」をはじめ、安易な解釈を許さない数々の問題作で知られる19世紀米国の大作家メルヴィル。その主要作品群を精読し、誘惑すると同時に理解を拒絶する他者、配達不能郵便(デッドレター)のモチーフ、孤独や共同体や帝国主義的暴力の問題など、書くこと/読むことの根源に関わるテーマを徹底的に掘り下げる。読解への最高の手引きとなる一冊、ここに誕生!
目次
目次
序 章
第一部 他者を求める──孤独な水夫たち
第一章 『白鯨』における寂しい個人主義
第二章 『イズラエル・ポッター』における倫理的寂しさ
第三章 痕跡を書き残す──『ジョン・マーと水夫たち』 における孤独の共同体
第二部 他者を見つける──不気味な自己像
第四章 他者を貫く──『タイピー』における個人と共同体
第五章 「誰も自分の父たりえない」──『ピエール』におけるデッドレターと血縁
第三部 他者を取り込む──帝国的欲望
第六章 時間の暴力に抗う──「エンカンタダス」における不確かな未来
第七章 差異を超える──「ベニト・セレノ」における認識の詩学
第四部 他者を覗く──沈黙の裂け目
第八章 秘密の感情──『信用詐欺師』における障害と公共空間
第九章 バートルビーの机──情動理論とメルヴィル文学
第十章 ビリーを撃つ──媒介される内面
あとがき
引用文献
索引
著訳者プロフィール
著訳者プロフィール
古井 義昭(フルイ ヨシアキ)
1982年生まれ。エモリー大学英文科博士課程修了(Ph.D.)。現在、立教大学文学部教授。専門は19世紀アメリカ文学。単著にModernizing Solitude: The Networked Individual in Nineteenth-Century American Literature(University of Alabama Press, 2019年/日本アメリカ文学会賞・アメリカ学会清水博賞)、共著に『脱領域・脱構築・脱半球──二一世紀人文学のために』(小鳥遊書房、2022年)、『モンロードクトリンの半球分割──トランスナショナル時代の地政学』(彩流社、2016年)などがある。
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Book Review
書評
『図書新聞』(2024年07月27日号、2024年上半期読書アンケート/巽孝之氏・評)に紹介されました。
『週刊読書人』(2024年12月20日号、2024年回顧/長岡真吾氏・評)に紹介されました
日本メルヴィル学会「Sky-Hawk」(第12号、通巻39号/巽孝之氏・評)に紹介されました
『英米文学』(第85号、2025年03月19日発行/梅澤琉登氏・評)に紹介されました
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