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人間存在の国際関係論

人間存在の国際関係論

グローバル化のなかで考える

A5判/上製/334ページ/刊行

978-4-588-62528-2 C1031

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内容紹介

「人間存在」とは、生命や生存、生活様式など、人間のあり方そのものに目を向ける言葉である。グローバル化を通して世界を席巻するアメリカニゼーションや新自由主義は、人間存在にいかなる変容をもたらしたのか。人間存在を担保する安全保障や平和のための国際制度は、変容の激流の中でいかに構築されているのか。国家ではなく、一人の人間を起点にして、新たな関係構築の可能性に光をあてる。

目次

序章 人間存在の国際関係論(初瀬龍平)

第Ⅰ部 グローバル化と人間存在の変容

1 アメリカニゼーションとアメリカの「民主化支援」(菅 英輝)
2 「対テロ戦争」の兵士と家族(市川ひろみ)
3 イランと米国(森田豊子)
  ──「文明間の対話」論をめぐって
4 新自由主義的グローバル化と福祉政策の衰退/再建(松田 哲)
5 グローバリゼーションとアフリカの人々の暮らし(戸田真紀子)
  ──構造調整政策の影響を中心に
6 負債の生政治(土佐弘之)
  ──グローバルな債務関係についての一考察

第Ⅱ部 人間存在の変容と国際関係の再編成

7 グローバル化と安全保障パラダイム転換(吉川 元)
  ──ガバナンスを問う安全保障観の形成過程
8 平和構築と紛争予防ガバナンス(山田 満)
  ──東ティモールの治安部門改革(SSR)を事例として
9 子どもの権利と子どものための国際レジーム(勝間 靖)
10 インターネットの国際的な管理(筒井洋一)
11 旧ユーゴスラヴィアの終焉と人間存在の変容(定形 衛)

あとがき
索引

著訳者プロフィール

初瀬 龍平(ハツセ リュウヘイ)
1937年生。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。神戸大学名誉教授。京都女子大学客員教授。国際関係論。『国際関係論』(法律文化社、2011年)。

松田 哲(マツダ サトル)
1968年生。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程単位取得退学。京都学園大学教授。国際関係論。「言語と民族紛争──スリランカの事例」(月村太郎編『地域紛争の構図』晃洋書房、2013年)。

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追加情報

[著者紹介](執筆順)

菅 英輝(カン ヒデキ)
1942年生。コネチカット大学大学院史学科博士課程単位取得後退学。京都外国語大学客員教授。アメリカ政治外交史、国際政治史。『アメリカの世界戦略』(中公新書、2008年)。

市川 ひろみ(イチカワ ヒロミ)
1964年生。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期単位取得退学。京都女子大学教授。国際関係論、平和研究。『兵役拒否の思想』(明石書店、2007年)。

森田 豊子(モリタ トヨコ)
1965年生。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。鹿児島大学および大阪大学非常勤講師。イラン地域研究。「現代イランにおける家族保護法の展開」(日本比較政治学会編『ジェンダーと比較政治学』(日本比較政治学会年報第13号)、ミネルヴァ書房、2011年)。

戸田 真紀子(トダ マキコ)
1963年生。大阪大学大学院法学研究科博士課程後期単位取得退学。京都女子大学教授。比較政治学(アフリカ地域研究)。『アフリカと政治 紛争と貧困とジェンダー』(改訂版、御茶の水書房、2013年)。

土佐 弘之(トサ ヒロユキ)
1959年生。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。神戸大学大学院教授。政治社会学、国際関係論。『野生のデモクラシー』(青土社、2012年)。

吉川 元(キッカワ ゲン)
1951年生。一橋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。広島市立大学広島平和研究所教授。国際関係論。『国際安全保障論』(有斐閣、2007年)。

山田 満(ヤマダ ミツル)
1955年生。東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。早稲田大学教授。国際関係論、平和構築論。『新しい国際協力論』(編著、明石書店、2010年)。

勝間 靖(カツマ ヤスシ)
1963年生。ウィスコンシン大学マディソン校開発研究博士プログラム修了(Ph. D.)。早稲田大学教授。国際人権論、開発研究、人間の安全保障。『テキスト国際開発論』(ミネルヴァ書房、2012年)。

筒井 洋一(ツツイ ヨウイチ)
1955年生。神戸大学大学院法学研究科博士課程後期課程修了。京都精華大学教授。メディア論、組織開発。『自己表現力の教室』(共著、情報センター出版局、2000年)。

定形 衛(サダカタ マモル)
1953年生。神戸大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。名古屋大学教授。バルカン政治外交史。『非同盟外交とユーゴスラヴィアの終焉』(風行社、1994年)。

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