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外濠の近代

外濠の近代

水都東京の再評価

A5判/上製/294ページ/刊行

978-4-588-78610-5 C3052

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書籍状態 | 良品

内容紹介

近代東京において、江戸城の要害としての役割を失った外濠・神田川は、いかなる変容をとげたか。本書は、四谷御門から牛込御門を経由し水道橋に至る区間を対象に、郭内と郭外、水路としての機能の有無による河岸地ごとの性格と役割の差異、法制度とともに変わる土地所有の形態を明らかにする。また、河岸地に生きた人々を軸に、時代と社会の水辺空間に対する意識の変化も考察する。

目次

  はじめに

第1章 東京と外濠──水都へのアプローチ
  1 江戸東京の水辺
  2 外濠の水辺空間を読む
  3 水辺研究の歩み 
  4 研究方法と本論の構成

第2章 外濠の土手空間──その管理と制度
  1 はじめに
  2 幕府による管理と土手空間の多様性
  3 都市計画のなかの外濠
  4 まとめ──近代へ引き継がれた外濠の意味

第3章 近代河岸地の成立と展開I──堀端から河岸地へ〈神楽河岸・市兵衛河岸〉
  1 はじめに
  2 河岸地の復元とその空間構造
  3 河岸地編入以降の展開
  4 まとめ──河岸地のフレームと水辺の人々

第4章 近代河岸地の成立と展開II──明治生まれの水辺のまち〈飯田河岸〉
  1 はじめに
  2 飯田河岸の復元とその形成過程
  3 河岸地の発展
  4 まとめ──土手に築かれた水辺のまち

第5章 「御郭の土手」の変容──鉄道敷設事業と水辺空間
  1 はじめに
  2 土手空間と鉄道路線決定の経緯
  3 開かれる外濠
  4 周辺住民による土手空間の改変
  5 まとめ

第6章 外濠とまちI──河岸地拝借人からみた地域の変容
  1 はじめに
  2 水路に寄り添うまち〈隣接型〉
  3 水辺を介して繋がる周辺の地〈近傍・遠隔型〉
  4 まとめ

第7章 外濠とまちII──濠の環境からみる山ノ手の土地と人
  1 はじめに
  2 土地所有の動態と地域の再編
  3 水辺のまちの土地利用
  4 まとめ

結 章 城郭から水辺へ──地域をかたちづくる都市の水筋

  初出一覧
  あとがき

著訳者プロフィール

高道 昌志(タカミチ マサシ)
1984年富山県生まれ。2008年法政大学工学部建築学科卒業。2016年法政大学大学院デザイン工学研究科建築工学博士後期課程修了。博士(工学)。現在は,法政大学江戸東京研究センター研究補助員,ならびに一般社団法人千代田まちづくりプラットフォーム社員。2012年から地域活動「外濠市民塾」を運営。著書に,法政大学エコ地域デザイン研究所編『外濠──江戸東京の水回廊』(鹿島出版会,2012年)など。

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