叢書・ウニベルシタス 1020
現代革命の新たな考察

四六判 / 406ページ / 上製 / 定価:4,200円 + 税 
ISBN978-4-588-01020-0 C1310 [2014年12月 刊行]

内容紹介

ポピュリズムが跋扈する現実社会との対決から、新しい民主主義のための政治理論を創造する。「敵対性」「転位」「偶発性」「ヘゲモニー」といった重要概念を理論的に定式化し、ポスト・マルクス主義からラディカル・デモクラシーに至る射程へその可能性を展開させた現在の民主主義研究における基礎文献。シャンタル・ムフとの共著論文、精神分析理論と政治理論を節合させたスラヴォイ・ジジェクによる重要な論考も付す。

著訳者プロフィール

エルネスト・ラクラウ(ラクラウ,E.)

(Ernesto Laclau)
1935年アルゼンチン生まれ(2014年没)。長年にわたって英国エセックス大学にて研究活動を展開。ポスト・マルクス主義およびラディカル・デモクラシーの理論家として知られる。邦訳には『資本主義・ファシズム・ポピュリズム――マルクス主義理論における政治とイデオロギー』(柘植書房)、『民主主義の革命――ヘゲモニーとポスト・マルクス主義』(筑摩書房、シャンタル・ムフとの共著)、『偶発性・ヘゲモニー・普遍性――新しい対抗政治への対話』(青土社、ジュディス・バトラーとスラヴォイ・ジジェクとの共著)、また未邦訳の著書に『(複数形の)解放』、『ポピュリズム的理性について』、『社会の修辞的基礎付け』などがある。

山本 圭(ヤマモト ケイ)

1981年京都府生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科単位取得退学。博士(学術)。エセックス大学政治学研究科留学、日本学術振興会特別研究員などを経て、現在、岡山大学大学院教育学研究科専任講師、国際基督教大学社会科学研究所研究員。専門は政治学、政治理論。論文に「ポピュリズムの民主主義的効用」(『年報政治学』2012)、共編著に『ポスト代表制の政治学』(ナカニシヤ出版、近刊)、そして共著に『労働と思想』(堀之内出版、近刊)などがある。

※上記内容は本書刊行時のものです。

目次

謝辞

序文

第Ⅰ部

第1章 現代革命の新たな考察


第Ⅱ部

第2章 社会の不可能性について
第3章 精神分析とマルクス主義
第4章 釈明なきポスト・マルクス主義──シャンタル・ムフとともに


第Ⅲ部 南アフリカについて

第5章 エルネストへの書簡──アレッタ・J・ノーバル
第6章 アレッタへの書簡


第Ⅳ部 インタビュー

第7章 ニューレフトの形成
第8章 理論、民主主義、社会主義

付録 言説 ― 分析を超えて──スラヴォイ・ジジェク

訳者あとがき

事項索引
人名索引

書評掲載

「出版ニュース」(2015年2月下旬号)に紹介されました。

「図書新聞」(2015年11月28日号/田村哲樹氏・評)にて紹介されました。

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