小局からのお知らせ

〈書物復権〉2017 復刊リクエスト受付中

毎年恒例の〈書物復権〉共同復刊のリクエスト投票が開始されました。第21回となる2017年は昨年同様10出版社が参加し、140点142冊の充実した復刊候補が揃いました。
また今回も、通常では復刊しにくい少数のご要望にお応えすべく、オンデマンド版での復刊も実施いたします。

1点でも多くの復刊を実現し、良書を読者の皆様にお届けしたいと願っております。皆様のリクエストで名著をよみがえらせてください。リクエスト投票にご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

実施概要や復刊候補リストは〈書物復権〉2017 サイトをご覧ください。

■リクエスト投票締め切り: 2017年2月28日
■リクエスト方法: 下記の二つのサイトよりリクエスト投票ができます。
https://www.kinokuniya.co.jp/c/fukken2017/ (紀伊國屋書店 〈書物復権〉2017)
http://www.fukkan.com (復刊ドットコム)

小局の復刊候補は、次の通りです。

『思索日記 Ⅰ』
H.アーレント著/青木隆嘉訳
初版2006・最終版2006年/四六判/604頁/予価(本体6200円+税)
ドイツ連邦共和国レッシング翻訳賞受賞 全体主義との闘争過程でアーレントが敢行した西洋政治哲学の伝統との対決の貴重な記録。「手摺抜きの思考」の現場を示す、アーレント理解に不可欠の第一級資料。

『思索日記 Ⅱ』
H.アーレント著/青木隆嘉訳
初版2006・最終版2006年/四六判/618頁/予価(本体6000円+税)
思想的に最も多産な時期から晩年まで、27冊のノートに書き続けられた膨大な日記・完結篇。活動的生活と観想的生活を包含する独自の思考を記録したドキュメント。

『形質人類誌』
金関丈夫著
初版1978・最終版1978年/四六判/392頁/予価(本体5600円+税)
台湾居住民族を中心とした東亜諸民族の形質人類学的研究によってわが国人類学界に多大の成果をもたらした著者の人類学論集。東亜諸地方の人体計測値一覧を付す。

『木馬と石牛』
金関丈夫著
初版1982・最終版1982年/四六判/400頁/予価(本体5700円+税)
人類学・民族学・解剖学・言語学等にわたる該博な知識を駆使して東西の説話・伝承の世界を自由自在に渉猟し、学問を楽しみつつ比較民族研究への新たな視野を拓く。

『横笛と大首絵』
高尾一彦著
初版1989・最終版1990年/四六判/336頁/予価(本体5000円+税)
消えゆく篠笛を訪ねて音律の復元を試みた出色の元禄音楽論、化政期の歌麿の大首絵に個性美の探求を見る独自の浮世絵研究など、東西比較をも交えた近世民衆文化論。

『スタインウェイ物語』
R.K.リーバーマン著/鈴木依子訳
初版1998・最終版2002年/四六判/610頁/予価(本体5600円+税)
一世紀半にわたり、「不滅のピアノ」スタインウェイを製造し販売した一族と、それを演奏したパデレフスキー、ホロヴィッツらがかなでる産業と芸術のコンチェルト。

『中世の音楽世界』
B.モールバッハ著/井本偀二訳
初版2012・最終版2012年/A5判/440頁/予価(本体7500円+税)
中世音楽を現代的感覚のみで聴くこと、理解することの不毛性と危うさ等を指摘し、音楽における「個人性」の認識過程、イングランドやスペインの状況、ギリシャ思想との関連など、中世社会の全体を俯瞰する視野のもとに展開する音楽文化史。

『差異』
M.ヴィヴィオルカ著/宮島喬・森千香子訳
初版2009・最終版2009年/四六判/316頁/予価(本体3000円+税)
本書は、文化的差異をめぐる欧米の政治哲学の議論を広く渉猟しながら、文化的承認と社会的不平等との闘争を結びつける「統合された多文化主義」を説き、他者との共存のあり方を構想する。

『資本論五十年(上)』
宇野弘蔵著
初版1970・最終版1981年/四六判/554頁/予価(本体6200円+税)
経済学の学問的確立をめざし、『資本論』研究一筋に歩んできた著者の自伝。上巻は、はじめて『資本論』を読んだ学生時代から労農派教授グループ事件までを語る。

『資本論五十年(下)』
宇野弘蔵著
初版1973・最終版1981年/四六判/558頁/予価(本体6200円+税)
下巻では、東大社研時代から法政大学を去るまでの学問と思索を語り、著者の『資本論』研究の成果をなす『経済原論』をめぐって、その問題点をつぶさに検討する。