少女アリスは、挿絵画家や翻訳者たちによってどのように描かれてきたか。アリス図像研究の第一人者が初めて詳細に比較分析した労作。『不思議の国のアリス』刊行150周年記念出版!
表象のアリス/チラシ(PDF)
少女アリスは、挿絵画家や翻訳者たちによってどのように描かれてきたか。アリス図像研究の第一人者が初めて詳細に比較分析した労作。『不思議の国のアリス』刊行150周年記念出版!
表象のアリス/チラシ(PDF)
澤田直編『サルトル読本』が、ラジオ関西「シネマキネマ」にて紹介されます。
■番組:ラジオ関西「シネマキネマ」
■放送日時:2015年5月30日土曜日 深夜27:00~
http://jocr.jp/program/
存在論は根源的か
自我と全体性
レヴィ=ブリュールと現代哲学
神人?
ある新たな合理性──ガブリエル・マルセルについて
解釈学と彼方
哲学と目覚め
無用の苦しみ
哲学、正義、愛
非志向的意識
一者から他者へ 超越と時間
隔時性と再現前化
文化の観念の哲学的規定
唯一性について
「~の代わりに死ぬこと」
人間の権利と善となる意志
《他者に向けて思考すること》についての対話
われわれのうちなる無限の観念について
『全体性と無限』、ドイツ語訳への序文
他者、ユートピア、正義
訳者あとがきに代えて
主要人名索引 フッサール、ハイデガー、ベルクソンらの思想との格闘をつうじて、混迷する現代社会の道徳と政治に一条の希望の光をもたらす。1950-80年代におけるレヴィナスの思想展開の核心を示す思索の集成。
1 ぼやけた年齢差── 一八五〇年以前のアメリカ社会
2 年齢階級の起源──医学と教育
3 年齢規範とスケジュール化── 一八九〇年代
4 年齢規範の強化── 一九〇〇年~一九二〇年
5 同輩仲間社会の出現
6 年齢相応の振る舞い── 一九〇〇年~一九三五年の文化
7 アメリカのポピュラー音楽にみられる年齢意識
8 過去四、五十年間の継続性と変化
結び
訳者あとがき
原注
索引 人は、いつから誕生日を祝うようになったのか? 誰も自分の年齢を、ましてや他人の年齢を気にすることのなかった19世紀前半以前から、年齢が社会の諸制度と結びついて、年齢差別(エイジズム)を生み出すにいたった今日まで、アメリカ文化における年齢意識の変遷を描く。教育、医療、労働から大衆文化にもわたって、豊富かつ広範な資料を駆使して年齢と社会・文化のかかわりを跡づけた本書は、超高齢社会を前にしたわが国の読者にも多大の示唆を与える。
I 序説
1. 琉球方言研究概観
2. 琉球方言の成立と区画
3. 音節における子音と母音そして拍
II 音韻変化の通時的考察
1. 母音変化の通時的考察
2. 子音変化の通時的考察
A カ行子音
B ハ行子音
III 音韻実態の記述的研究
1. 与那国方言の音韻
与那国祖納方言の音韻
2. 八重山方言の音韻
A 石垣方言の音韻
B 八重山諸方言の音韻
3. 宮古方言の音韻
A 大浦方言の音韻
B 宮古諸方言の音韻
4. 沖縄方言の音韻
A 奥式方言の音韻
B 沖縄諸方言の音韻
5. 奄美方言の音韻
A 名瀬方言の音韻
B 奄美諸方言の音韻
6. 琉球諸方言の音節の類別
7. 音韻現象の諸相
IV 付録 琉球諸方言の音韻対応語彙表
主要参考文献
語彙索引
事項索引 すべて臨地調査による豊富な資料をもとに、奄美を含む全琉球方言を分析。通時的変化過程の追究と共時的な方言実態の探究を通して比較方言学の方法の確立をめざす。
1章 反逆する青春
1節 「自叙伝」の世界
2節 社会主義者誕生
3節 監獄でできあがった人間
4節 一九一二年七月
2章 『近代思想』とその挫折
1節 大正社会主義の第一声
2節 二巻二十三冊の重み
3節 『平民新聞』と『近代思想』の復活
3章 大杉栄の三つの顔
1節 科学者の顔
2節 哲学者の顔
3節 文学者の顔
4章 死灰のなかから
1節 大杉をめぐる三人の女
2節 どん底時代
5章 労働運動への前進
1節 北風会の結成へ
2節 『労働運動』の理論と実践
6章 ロシア革命とアナ・ボル論争
1節 一九一七年の衝撃
2節 協同から抗争へ
3節 アナキスト対ボリシェヴィキ
7章 死と生と
1節 日本からの脱出
2節 骨のない葬儀
大杉栄年譜
新版へのあとがき
索引 アナキズム研究の第一人者が綿密な実証と豊かな想像力によって描き上げた初の本格的評伝。現代思想史上に屹立する大杉栄の特異な存在に新たな光を照射した快著。年表・索引を付す。
無天雑録 一巻
明治一〇年
明治一一年
明治一二年
無天雑録 二巻
明治一二年
明治一三年
無天雑録 三巻
明治一三年
明治一四年
明治一五年
無天雑録 四巻上冊
明治一五年
明治一六年
明治一七年
明治一八年
明治一九年
無天雑録 四巻下冊
明治二〇年
明治二一年
明治二二年
明治二三年
明治二四年
解題
一~三 家永三郎
四 外崎光広 革命運動に身を投じてから謎の死までの十五年間にわたる随想録。塗抹された君主制否定論、武力革命肯定論、国家廃止論等も復元、枝盛の精神史と自由民権思想の解明に資す貴重な文献。
前編 十五年戦争下の能・謡に対する弾圧
第一章 事実の経過
第二章 戦時下能楽界の時流同調
第三章 能・謡弾圧は何を示唆するか
後編 大成期猿楽能の思想史的考察
第一章 猿楽能の思想傾向に関するこれまでの見方
第二章 主として謡曲の詞章に拠る猿楽能の思想的基調の考察
一 天下国家の祝寿
二 皇室の取りあげ方の考察
三 武士の取りあげ方の考察
四 殺生を生計とする人々の取りあげ方の考察
五 女性の取りあげ方の考察
六 貴族の取りあげ方の考察
七 地獄の描写
八 生きる悲哀
九 解脱成仏の世界から
第三章 結論 十五年戦争下に行われた能・謡に対する弾圧の実態を詳細に跡づけ、この史実に立って大成期猿楽能の思想的基調を逆照射する。即ち、皇室・武士・女性・貴族等の取りあげ方、地獄の業苦、生きる悲哀感の描写等を謡曲の詞章に辿り、鎌倉新仏教との思想的連関、人間存在の根源に鋭く迫る視座、「否定の論理」の伏在、等々を的確明快に指摘する注目の書下し論考。
一 楠氏の末裔
二 台湾
三 第一高等学校
四 東京帝国大学法学部
五 疾風怒濤
六 思想変革
七 就職・結婚
八 上海(一)
九 上海(ニ)──スメドレーとゾルゲ
一〇 上海(三)
一一 小休止
一二 ふたたびゾルゲと
一三 組織と活動
一四 準戦時体制から戦時体制へ
一五 中国問題評論家
一六 第一次近衛文麿内閣嘱託
一七 北守南進
一八 太平洋戦争前夜
一九 国防保安法
二〇 検挙
二一 獄窓のうちそと
二二 第一審判決
二三 上告
二四 上申書
二五 余生
二六 一九四四年十一月七日
注
あとがき
尾崎秀実年譜
補遺
字句・事実関係の訂正 戦後直後のベストセラー『愛情はふる星のごとく』の著者尾崎秀実は、言論人・政治家として中国の現実を深く読み取り、日本とアジアの将来を鋭く問いつづけた。「従来日本には余りに政治が無さすぎた」など、その直言の数々は今なお強く我々の現実をうつ。尾崎を語っては第一人者である著者が、永年の調査を経て書き下した決定版。ゾルゲ、スメドレーらと共に、死を賭して反戦・平和のために奔走した思想と行動の軌跡。
牧野英二編『東アジアのカント哲学』が、「東京新聞」(2015年5月13日付/記事・五味洋治氏)にて、編者インタビューとともに紹介されました。
小菅信子、H.ドブソン編著『戦争と和解の日英関係史』が、「歴史評論」(2015年6月号/岡田泰平氏・評)にて紹介されました。
ジン・ワン著/廣瀬玲子訳『石の物語』が、「月刊 書道界」(2015年5月号/臼田捷治)にて紹介されました。
本田宏・堀江孝司編著『脱原発の比較政治学』が、「平和研究」(第44号【地域・草の根から生まれる平和】/清末愛砂氏・評)にて紹介されました。
D.アーミテイジ著/平田雅博、他訳『思想のグローバル・ヒストリー』が、「読売新聞」(2015年5月3日付/牧原出氏・評)にて紹介されました。
〈書物復権〉2015年の復刊書目が決定いたしました。今回も多数のリクエストをいただきありがとうごいました。
今年の共同復刊は、通常方式の復刊とオンデマンド復刊あわせて、43点46冊となり、5月下旬より全国の協力書店店頭に並びます(オンデマンド復刊は同時期に受注開始となります)。 (さらに…)
第1章 新しいアメリカ文学史の形成
考古学、イデオロギー、アフロ・アメリカンの言説
第2章 アメリカの発見
ジェネレーション・シフト、アフロ・アメリカン文学批評、表現文化研究
第3章 アメリカの表現形式という夢
虚構の言説、ブラックホール、ブルース・ブック
解説──今福龍太
訳者あとがき──松本昇 従来の歴史学や文学は、アメリカの成り立ちや仕組みを、白人・黒人・先住民といった人種や民族で縦割りにして捉えようとしてきた。著者は特定の土地に固有の、民衆の日常生活・技術・言語にもとづく匿名の実践を包括的に表す概念を用い、まったく新しい景観を読者に提示する。逆境を生き抜く人びとの言葉ブルースは、いかにアメリカの文化を形づくったのか。
L.ビバール著/堅田研一訳『知恵と女性性』が、「図書新聞」(2015年5月2日号/中金聡氏・評)にて紹介されました。